January 2013アーカイブ

第3回 2013年3月19日(火)18時30分 talk & concert  
パオラ・リヴォルシ/山口恭子 

第3回目は、二人の女性作曲家を迎えます。イタリア人パオラ・リヴォルシは現在フィンランドを拠点に活躍しており、日本文化に深く傾倒している作曲家でもあります。山口恭子は東京藝術大学卒業後、ドイツに留学。以来15年に渉って、デュッセルドルフを拠点に活動を行っています。自国を離れ、グローバルに活躍する二人の女性作曲家がどのような能を用いた新曲を発表するのか、お楽しみに。 
前半に作曲家による創作過程についてのトークを行い、後半、この日のために書き下ろした新曲を、青木涼子(能謡)、山根孝司(クラリネット)の演奏でお届けします。 多くの皆さんのご来場をお待ちしております。


1部        
       トーク: パオラ・リヴォルシ/山口恭子/青木涼子 
2部        
       パオラ・リヴォルシ「新作」声、クラリネットのための
  (ensemble-no委嘱 2013) 
  山口恭子「新作」 声、クラリネットのための
  (ensemble-no委嘱 2013)        

       演奏:青木涼子(能謡)山根孝司(クラリネット) 



■場 所 

SHIBAURA HOUSE 5F バードルーム(港区芝浦3−15−4) 
JR山手線 田町駅下車徒歩5分 
都営三田線 三田駅下車徒歩5分 




■チケット 

3,000円 
2月19日よりオンラインチケットにて前売り開始 
↓ 

※スペースに限りがあるため、当日券の場合お立ち見になることがございます 



■お問い合わせ 

tel.03-6804-7490 (土日祝休 10時~18時) 
e-mail.info@okamura-co.com



■製 作 

企画 / 主催 : ensemble-no 
助成 : 港区文化芸術活動助成事業 
会場協力: SHIBAURA HOUSE


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パオラ・リヴォルシ / Paola Livorsi 

1967年イタリア・アレッサンドラ生まれ。現在フィンランド在住。1996年トリノ音楽院卒業。1999-2000年にパリ国立高等音楽院で学び、2000-2001年パリのIRCAM研究員。フランコ・ドナトーニ、ジョルジュ・リゲティ、イヴァン・フェデレー、サルヴァトーレ・シャリーノにマスタークラスで学ぶ。またカイヤ・サーリアホに1997年ヘルシンキ、1999-2000年パリにて学ぶ。1994年にコモにてConcorso Nazionale per Musica Vocale e Strumentale per Ragazzi第一位を受賞。2000年GAI奨学金を取得。2003年武生国際作曲賞受賞。これまでに、ローマのthe Foundation Adkins-Chitiの委嘱、またSaarländischer Rundfunkの委嘱を受け、クラングフォルム・ウィーンのために作曲した。彼女の曲はパリのアゴラ・フェスティバル、ヘルシンキ・ムジカ・ノヴァ、ベルリン・メルツ・ムジーク、ヴェニス・ヴィエンナーレ、ミラノ・ムジカなどで演奏されている。またベルリン・ドイツ交響楽団、アルディッティ弦楽四重奏団、ディオティマ弦楽四重奏団らの著名な音楽家たちによって演奏されている。


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Photo: Sven-Ingo Koch

山口恭子 / Yasuko Yamaguchi  

1969年長崎県生まれ。1991年東京芸術大学作曲科卒業。在学中作曲を北村昭、小林秀雄、間宮芳生の各氏に師事。1997年よりドイツ・デュッセルドルフのロベルト・シューマン音楽大学にて、マンフレッド・トロヤーン氏に作曲を師事。2000年ディプロムを取得し卒業。 1898年第13回神奈川県芸術祭合唱曲作曲コンクール入選。1992年第8回現音作曲新人賞入選。2005年デュッセルドルフ市奨励賞(音楽部門)受賞。ノルトラインウェストファーレン芸術財団、デュッセルドルフ音楽堂、Dr. Karl Emil und Lilli Brugmann財団等より委嘱多数。1999年には文化フェスティバル「デュッセルドルフ・アルトシュタットの秋」の委嘱を受けオーケストラ作品「だるまさんがころんだ」を作曲。この曲は2000年、第10回芥川作曲賞にノミネートされ、その後も岩城宏之氏の指揮による京都市交響楽団やオーケストラ・アンサンブル金沢によって再演された。2003年12月にはトイピアノ作品「砂糖の雨」がCD"Das untemperierte Klavier"に収録され発売された。また2004年にはオーケストラ作品「だるまさんがころんだ」がオーケストラ・アンサンブル金沢のCDに収録、発売された。 多くの作品がe-mex neue musik ensemble、notabu.ensemble neue musik(デュッセルドルフ)、Thürmchen Ensemble(ケルン)、175East(ニュージーランド)、De Ereprijs(オランダ)、新日本フィルハーモニー交響楽団、山形交響楽団、東京シンフォニエッタ、Ensemble SoNoR(アゼルバイジャン)、Het Nederlands Fluitorkest(オランダ)等の演奏団体により、アジア音楽祭1998(台湾)、ガウデアムス音楽週間1999(オランダ)、第14回ニーダーザクセン音楽祭2000(ドイツ)、第7回国際ユースミュージックフォーラム2001(ウクライナ)、ミュンヘンビエンナーレ・クランクシュプーレン 2008(ドイツ)、ADEvantgarde 2009(ドイツ)、ミュージックフロムジャパンフェスティヴァル 2010(ニューヨーク)等のフェスティヴァルで演奏されている。また2007年5月にドルトムントで、2008年9月にはデュッセルドルフ(デュッセルドルフ音楽堂主催)で室内楽作品の個展が開かれた。 現在フリーの作曲家としてドイツ・デュッセルドルフに在住。



第2回 2013年3月8日(金)18時30分 talk & concert  
ヴァソス・ニコラウ/ストラティス・ミカナキス 

第2回目は、ギリシャから二人の作曲家を迎えます。キプロス共和国出身のヴァソス・ニコラウは、ドイツ、ケルンを拠点に世界中で活躍している作曲家です。もう一人のギリシャ人ストラティス・ミナカキスはアメリカ、ボストンのニューイングランド音楽院音楽理論科の教授を勤める他、作曲家、指揮者としても活動しています。ギリシャ悲劇と能は近いとよく指摘されますが、二人の作曲家が自国の伝統を背景に能にどのようにアプローチするか注目されます。 
前半に作曲家による創作過程についてのトークを行い、後半、この日のために書き下ろした新曲を、青木涼子(能謡)、大久保彩子(フルート)、オリヴィエ・モーレル(打楽器)の演奏でお届けします。 多くの皆さんのご来場をお待ちしております。


1部        
       トーク: ヴァソス・ニコラウ/ストラティス・ミカナキス/青木涼子 
2部        
       ヴァソス・ニコラウ「新作」声、フルート、打楽器のための
  (ensemble-no委嘱 2013) 
  ストラティス・ミカナキス「新作」 声、フルート、打楽器のための
  (ensemble-no委嘱 2013)        

       演奏:青木涼子(能謡)大久保彩子(フルート)オリヴィエ・モーレル(打楽器) 



■場 所 

SHIBAURA HOUSE 5F バードルーム(港区芝浦3−15−4) 
JR山手線 田町駅下車徒歩5分 
都営三田線 三田駅下車徒歩5分 




■チケット 

3,000円 
2月8日よりオンラインチケットにて前売り開始 
↓ 

※スペースに限りがあるため、当日券の場合お立ち見になることがございます 



■お問い合わせ 

tel.03-6804-7490 (土日祝休 10時~18時) 
e-mail.info@okamura-co.com



■製 作 

企画 / 主催 : ensemble-no 
助成 : 港区文化芸術活動助成事業 
会場協力: SHIBAURA HOUSE


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ヴァソス・ニコラウ / Vassos Nicolaou 

1971年、ギリシャ、キプロス共和国生まれ。
現在は作曲家としてドイツ・ケルンを拠点に活動。ピアノ、音楽理論、音楽学、作曲法、電子音楽、管弦楽(編曲)法を、テッサロニキ大学、ケルン音楽大学、フランクフルト大学、パリ国立高等音楽院、そしてIRCAMにて学ぶ。2005年ケルン市よりベルント・アロイス・ツィンマーマン賞を受賞。2006年にインターナショナル・アンサンブル・モデルン・アカデミー(IEMA)の奨学生として参加。2007年にカールスルーエZKMのギガ・ヘルツ賞を受賞。2009年にはトーキョーワンダーサイトのレジデンスプログラムで日本に滞在した。彼の作品は、ロンドンシンフォニエッタ、アンサンブル・モデルン、アンサンブル・アンテルコンタンポラン、ムジークファブリックなど現代アンサンブルグループ、またタマラ・ステファノヴィチ、ピエール=ローラン・エマールなどの著名な音楽家たちによって演奏されている。 


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ストラティス・ミナカキス / Stratis Minakakis 

1979年生まれ。地元ギリシャとアメリカ、フランスにて作曲、音楽理論、ピアノ演奏を学ぶ。彼の作品はソロ曲、室内楽、オーケストラアンサンブル曲と多岐に及ぶ。作品はPRISMサクソフォンカルテットやアルディッティ弦楽四重奏団、ストックホルム・サクソフォンカルテット、アンサンブル・カウンター、アンサンブルI/O、アテネ現代音楽アンサンブル、プリンストン大学などの時代を先駆ける団体やアンサンブルグループによって演奏されたり、新曲を委嘱されたりしている。学術分野や芸術分野で多くの賞を受賞。AggeloiⅡは武生国際音楽祭において2010年武生国際作曲賞を受賞した。また、音楽理論の分野ではヨーロッパやアメリカで講義を行い、またミルトン・バビット、エリオット・カーター、ジョルジュ・リゲティ、ギリシャの前衛音楽について記事を出版している。指揮者としては、現代音楽作曲家による室内楽やシンフォニーアンサンブルの新曲を初演している。 現在、マサチューセッツ州ボストンのニューイングランド音楽院音楽理論科の教授である。



Noh×Contemporary Music公開リハーサル 

3月8日に先立つ3月5〜7日に、本番前のリハーサルを特別に一般公開いたします。 公開リハーサルでは、このために来日する作曲家たちも立ち会い、どのように本番に向けて曲が仕上がって行くかを目の当たりにすることできます。3月8日の本番とあわせてお楽しみください! 

リハーサルスケジュール 
3.5(火) 12:00-17:30 
3.6(水) 14:00-17:00 
3.7(木) 14:00-17:00 
*入場無料、予約不要です。

 


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