April 2014アーカイブ

IMG_1656.jpg4月20日発行のタワーレコードのフリーマガジン、intoxicateに、5月21日のエトヴェシュ・コンサートとデビューCDについてのインタビューが掲載されています。インタビュアーは小沼純一さんです。ぜひタワレコでお手に取ってご覧ください! 

この記事はオンラインでもご覧いただけます。 

ペーテル・エトヴェシュの室内楽
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世界的な作曲家、指揮者のペーテル・エトヴェシュが2014年武満徹作曲賞審査員として来日するのに併せ、5月21日に彼の室内楽を特集する演奏会を開催いたします。第1部は作曲家のトーク、第2部の演奏のプログラムは作曲家自身の選曲によっており、全て日本初演となります。 

私は三島由紀夫の自決に触発され創作された彼の最初のオペラ作品「Harakiri」(1973)を日本初演いたします。今年はエトヴェシュ70歳の年でもあり、この後ハンガリーのバルトーク・フェスティバル、他2都市を回りこの作品を演奏する予定です。今回は日本での貴重な演奏の機会になりますので、ぜひともご覧いただきたく思います。 


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東京オペラシティの同時代音楽企画〈コンポージアム〉関連公演 
2014年5月21日(水)18:30~ 
東京オペラシティ リサイタルホール 


この度エトヴェシュの最初のオペラ作品「Harakiri」をはじめ5作品を日本初演いたします。エトヴェシュは、1970年にシュトックハウゼンに率いられ大阪万博ドイツ館のアーティストとして日本に来日、半年間滞在しました。その時の体験に触発され「Harakiri」を作曲し、WDRの委嘱により、1973年ボンでTokk Ensemble Tokyoによって初演されました。ハンガリーの詩人、イシュトヴァーン・バーリントが、三島由紀夫の自決に触発され、それにアンデルセンの童話『エンドウ豆の上に寝たお姫さま』を重ね合わせて「Harakiri」のテキストを創作し、それが日本語に翻訳されたものを基にエトヴェシュはこの曲を作曲しました。それだけ日本に関わりのある作品ですが、この度初めて日本で演奏されます。この作品を謡う青木涼子は、2011年イタリアで開催された演奏会で、氏から直接指導を受け「Harakiri」を演奏しました。初演では2本の尺八による演奏でしたが、今回は作曲者の強い希望により2本のバス・クラリネット版でお届けします。 


プログラム: 

第1部  エトヴェシュが語る自身の音楽ワールド 
第2部  演奏 
Psy (1996) for marimba, flute, violoncello (日本初演) 
僧侶の踊り Dervish Dance (1993/2001) for 3 clarinets (日本初演) 
カデンツァ Cadenza (2008) for solo flute (日本初演) 
ポリーに贈る2つの詩 Two poems to Polly (1998) for a speaking cellist (日本初演) 
Harakiri (1973) for voice, 2 bass clarinets and 1 wood-cutter (日本初演) 


出演:ペーテル・エトヴェシュ(講演)青木涼子(能謡)斎藤和志(フルート) 
山根孝司/鈴木生子/西川智也(クラリネット)多井智紀(チェロ)竹島悟史(打楽器)


■チケット 
全席自由 一般前売:3,000円  一般当日:3,500円 


■チケット取り扱い 
オカムラ&カンパニー TEL 03-6804-7490 FAX 03-6804-7489  
info@okamura-co.com  (10:00-18:00 土日祝休 )