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Happy New Year 2020 !!


皆様

あけましておめでとうございます。

2019年は細川俊夫作曲オペラ《二人静ー海から来た少女》の2つの異なる演出のプロダクションをトロント、韓国トンヨン国際音楽祭にてそれぞれ出演したほか、ペーテル・エトヴェシュ「くちづけ」の世界初演ツアーをスウェーデン、東京、ポルトガル、マドリード、ベルリン、ケルン、ブタペストの6カ国7都市で行うなど、これまでにも増して海外から招聘される公演が多く、能の声楽「謡」を素材にした新しい西洋音楽が世界でも認知され始めていることを実感できた素晴らしい年になりました。その中でも憧れていたベルリンフィルハーモニーの舞台にも立つ機会に恵まれたことはとても光栄なことでした。
国内でも日本のオーケストラとは初めてとなる広島交響楽団との共演や高知県立美術館の能舞台での馬場法子作曲オペラ《Nopera AOI葵》の全編版日本初演など、これまでにない公演を各地でさせていただきました。また、国内での公演活動をより広げるためにマネジメントを株式会社AMATIに移籍するという変化のあった年でもありました。

そしてこれまでの取り組みを評価いただき、日本文化藝術財団の第11回「創造する伝統賞」という名誉ある賞を受賞することができたのは、いつも応援してくださっている皆様のお陰です。本当にありがとうございます。

2020年も海外での公演が多く予定されていて、ニューヨークでの《二人静》新演出、マドリードでのオーケストラとの新曲での共演、エストニアでの新しい舞台作品への出演、フランス、ベルギーでの音楽祭への参加を予定しています。国内の公演もございますので、ぜひお運びいただければ幸いです。
本年も能声楽家として、より一層精進していきたいと思います。
引き続き皆様からのご支援をいただけますよう、どうぞよろしくお願いいたします。

能声楽家・青木涼子