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セカンドアルバム録音

4月26-28日に、パリと東京を繋ぎ、アンサンブル・アンテルコンタンポランのチェリスト、エリック=マリア・クテュリエとリモートCD録音をし、セカンドアルバムの制作を行いました!リアルタイムでのリモート・セッションを行い、エリック=マリアのいるパリと私のいる東京のスタジオでそれぞれ録音、その後ミックスを行うというこれまでにないニューノーマル・スタイルのCD制作となります。

エリック=マリアとは10年ほど前から面識はありましたが、初共演は2017年に細川俊夫《二人静ー海から来た少女ー》をアンテルコンタンポランと演奏した時でした。2019年にジョナサン・ノット指揮東京交響楽団によるヤン・ロビン《クォーク》のソリストとして来日。その時の凄まじい演奏に圧倒されて、いつか一緒に演奏してみたいと思っていました。2枚目のアルバム作りを考えていたところでコロナ禍になり、海外公演がキャンセルされる中でリモート演奏による「能声楽奉納」を行いました。同じ方法で海外の奏者とリモートでCD制作をすることを思い付き、エリック=マリアに話を持ちかけたところ興味を持ってくれました。パリでのスタジオ探しやサウンド・エンジニアの確保など、コロナの感染状況に翻弄されながらも二人で手探り状態で模索しました。様々な課題に諦めかけたことが何度もありましたが、一緒に演奏してみると、ヘッドフォンを通して聞こえる彼の演奏が本当に素晴らしく、実現してよかったと思いました。最後はパリのエンジニアも東京のチームもリモートによる録音というこれまで経験したことのないアルバム制作を楽しんでいました。前代未聞の試みにも関わらず快く引き受けてくれ、デビューアルバムに引き続きお世話になったコジマ録音さんには感謝しかありません。またリリース日が決まりましたらご案内いたします!

エリック=マリアはサントリーホール サマーフェスティバル 2021にアンサンブル・アンテルコンタンポランのメンバーとして来日し、連日大活躍の予定です。私も8/22に細川俊夫《二人静ー海から来た少女ー》で共演します。こちらも合わせてご注目ください!
サントリーホール サマーフェスティバル 2021