音楽の友 2025年1月号掲載
Posted at 2024年12月18日
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12月18日発売の「音楽の友」1月号で、10月25、27日のロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団公演が今月の注目公演として海外レポートの表紙に取り上げられています。安田真子さんが素晴らしい評論を書いてくださっているので、ぜひご一読ください。
コンセルトヘボウ管のシェーンベルク生誕150周年記念公演に青木涼子が登場
「白装束に身を包んだ青木がオーケストラ内部から静けさをまとって登場。表情や声はなく、動きと視線だけで演じられるメリザンドは、はかなくも強烈な存在感を持つ。絢爛で艶のある音楽と鮮やかなコントラストが生まれ、どちらの表現力も増幅していくようだった。指輪を落とす、長い髪を垂らすなどの物語における動きは抽象的に表され、普段は指揮者などが昇降する長階段も舞台装置のように用いられた。(中略)シェーンベルクのために用意された舞台には「引き算の美学」があった。音楽と演者の動きに集中することで、聴き手の内側には目に見えないものが浮かび上がってくる。1912年にシェーンベルク本人がオランダ初演を迎えた舞台で《ペレアスとメリザンド》は再び生まれ変わり、現代の聴衆に新たな視点を与えてくれた。」(安田真子)
全文は「音楽の友」2025年1月号にてお読みいただけます。
「音楽の友」2025年1月号