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2024.12.19 コルドバ公演

サン・セバスティアンから一気に南下してコルドバへ。宿泊したホテルの前からメスキータが見えて絶景でした。

12月19日はコルドバの現代美術館でコンサートでした。館内では充実した展覧会が行われていました。

私たちのコンサートは、Bruno DozzaとMiguel Álvarez-Fernándezのキュレーションによる女性作曲家に焦点を当てたもので、カイヤ・サーリアホの電子音楽の間に、謡とチェロのためのZuriñe F Gerenabarrena、Wang Lu、Annachiara Geddaの曲を演奏するという凝ったプログラムでした。



伝統と現代音楽の現在
12月19日(木) 20:00-
Centro de Creación Contemporánea de Córdoba、コルドバ、スペイン
プログラム:
Kaija Saariaho (1952-2023) Près (1992)
Zuriñe F Gerenabarrena (1965-) “Yoru” for Noh voice and Violoncello (2018)
Kaija Saariaho (1952-2023) Près Ⅱ (1992)
Wang Lu (1982-) “Seven Poems” for Noh voice and cello (2019)
Kaija Saariaho (1952-2023) Jardin Secreto Ⅰ
Kaija Saariaho (1952-2023) Près Ⅲ (1992)
Annachiara Gedda (1986-) “MONONOKE” for Noh voice and Violoncello (2018)
Ryoko Aoki (Noh voice) Aldo Mata (Violoncello) Angel Arranz Moreno (electronic)


打ち上げまでとても盛り上がりました。コルドバ最高でした!

スペインのクラシック音楽専門マガジン「RITMO」にも素晴らしい批評が出ました。
「音の居住性の軸としての能」マリア・アロンソ
「青木涼子の能の身振り、動きと声は、アルド・マタのチェロの正確さと音楽性の間でユニークな対話を生み出した。単に音の平面にとどまることなく、光、衣装、演奏者、身振りなど、小さな総合芸術作品を生み出し、不適切、時代錯誤、不可解なものの線をぼかし、聴くことに開かれた観客へのガイドとなった。一見矛盾する要素を、単なる音を超える物語にまとめ上げる発見のプロセスであり、観客はそれぞれの曲に対し惜しみない拍手を送った。」