2022.1.12 能声楽家・青木涼子 新曲委嘱世界初演シリーズ 「現代音楽×能」Vol.9
能声楽家・青木涼子 新曲委嘱世界初演シリーズ「現代音楽 × 能」Vol.9
日時：2022年1月12日（水）開演：19:00 （開場：18:30）
場所：サントリーホール ブルーローズ（東京都港区赤坂1-13-1）
能声楽家・青木涼子 新曲委嘱世界初演シリーズ「現代音楽 × 能」Vol.9を2022年1月12日(水)にサントリーホール ブルーローズにて開催しました。能の声楽「謡」の新曲を発表するもので、今まで39名の世界の作曲家が楽曲を提供しています。今回は国際的に活躍するミケル・ウルキーザ（スペイン）シルヴィア・ボルゼッリ（イタリア）稲森安太己（日本）の作曲家3名に委嘱。謡とチェロの新曲3曲を国内外で活躍する実力派チェリスト・上村文乃と共に世界初演しました。また、現代音楽の入門書「現代音楽史-闘争しつづける芸術のゆくえ」（中公新書）で話題の音楽学者の沼野雄司桐朋学園大学教授をお招きし「現代音楽と謡」についてのお話をしていただきました。海外在住の作曲家2名の来日が新型コロナウィルス感染症の影響により不可能なため、海外からオンラインで参加し、演奏後の会場との質疑応答を行いました。
1. 企画について 青木涼子
2. トーク「現代音楽と謡」沼野雄司（音楽学者）
3. トーク＆演奏
シルヴィア・ボルゼッリ
シルヴィア・ボルゼッリ「旅人」謡とチェロのための（2021） (世界初演)
稲森安太己
稲森安太己「舞うもの尽くし二首」謡とチェロのための（2021） (世界初演)
ミケル・ウルキーザ
ミケル・ウルキーザ「小さなツバメ」謡とチェロのための（2021）(世界初演)
出演：
青木涼子（能声楽家）上村文乃（チェロ）
ミケル・ウルキーザ（作曲家）シルヴィア・ボルゼッリ（作曲家）稲森安太己（作曲家）
4. Q&A
司会：飯田有抄
司会：飯田有抄
通訳：井上裕佳子
主催：ensemble-no
企画：青木涼子
特別共催：公益財団法人 港区スポーツふれあい文化健康財団
助成：芸術文化振興基金、公益財団法人 東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京、港区文化芸術活動継続支援事業、公益財団法人 野村財団
制作・マネジメント：株式会社AMATI
舞台監督：河内崇
録音：齊藤梅生
撮影：丹澤由棋、三塚比呂、藤井大輔
映像コーディネート：黒川貴
写真撮影：427FOTO
ヘアメイク：仲嶋洋輔
デザイン：村上杏奈
制作インターン：土屋茜
衣装提供： ISSEY MIYAKE
コンサート全体の映像はこちらでご覧いただけます。
新曲委嘱世界初演シリーズ「現代音楽 × 能」Vol.9@サントリーホールブルーローズ、たくさんのお客様にお越しいただき、本当にありがとうございました！上村文乃さんの素晴らしい演奏に鼓舞、刺激され、シルヴィア・ボルゼッリ、稲森安太己さん、ミケル・ウルキーザの新曲を世界初演できました。同じ謡とチェロの編成ですが、どの曲も素晴らしく、それぞれの個性が際立つ曲でお楽しみいただけたのではないでしょうか。沼野雄司先生のお話も和やかかつ的確で、新曲への理解が深まったと大好評でした。イッセイミヤケさんからお借りした丸の衣装で私たちも合わせました！ありがとうございました。
Photo : 427FOTO