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2025.3.4-6 マドリードにて4講演

馬場法子作曲オペラ《Nopera AOI葵》のローザンヌ公演の後、スペインのマドリードにやってきました。マドリード到着の翌日3月4日は、在スペイン日本大使館の企画で、TAI(レイ・フアン・カルロス大学附属芸術学校)TAI Escuela Universitaria de Artesにて講演を行いました。
教室での開催かと思いきや、ライブ会場のようなステージに突然立つことに!学生さんたちがとても熱心で、沢山の質問もいただきました。TAI大学教授のイギリス人の女優さんがプレゼンターを務めてくださいました。SNS用のインタビュー撮影もされました。ポスターも発見!以前インタビューを受けたものがTAIの雑誌にも掲載されています。(P.41からTAI教授の作曲家Bruno Dozzaからの紹介があり、インタビューはP.50から続きます。)
その日の夜はエリート音楽校であるLa Escuela Superior de Música Reina Sofíaの作曲家Fabian Paniselloのクラスでレクチャーしました。
今Fabianは私のために曲を書いてくれています。スペインのBBVA財団の審査員でマドリードに来ていたメキシコ人作曲家のGabriela Ortizも参加してくれました。長い1日でした。
3月5日は在スペイン日本大使館の企画で、国立大学のコンプルテンセ大学文献学部Universidad Complutense de Madridにて講演を行いました。
言語学部に東アジア研究があり、中国がメインで日本研究の正規課程はまだないのですが、日本講座をやっていたり日本語を勉強している学生さんもいらっしゃるということで、熱心に聴いていただきました。終了後は大学のカフェテリアで学長さん初め東アジア研究の先生方と一緒にランチをいただきました。いろんなお話ができて楽しかったです。1920年代に建てられたという校舎、歴史を感じました。3月6日は在スペイン日本大使館の企画で、国立大学のマドリード自治大学哲学部Universidad Autónoma de Madridにて講演を行いました。東アジア研究を行っており、日本研究が一番盛んな大学だそうです。日本研究の先生方もたくさんいらして、日本語を習っている生徒を中心に熱心に聞いてくださいました。
その後ランチに日本大使公邸にご招待いただきました。中前隆博大使がテアトロ・レアル王立劇場のオペラを毎回ご覧になっているということで、レアルのオーケストラの1stヴァイオリンの村岡紹子さんをご紹介しました。音楽に造詣が深い大使とのお話はとても楽しく、気づいたら夕方になっていました。いつもお世話になっている一等書記官の森田みどりさんともご一緒に、美味しいお料理と楽しい時間を過ごさせていただきました。マドリードでは3日間で4講演という充実した滞在でした。