2020.9.26 ロワイヨモン音楽祭YouTube配信
9月6日のロワイヨモン音楽祭のコンサートの映像が、9月26日現地時間21時より、2週間限定でYouTubeにて配信されます。こちらは現代音楽の講習会と音楽祭で、今年は10人の若い多国籍の作曲家が参加し、彼らの作品の世界初演をするコンサートを行いました。
私はコンサート1、2の両方に出演しています。無料でご視聴いただけますので、ぜひご覧ください。
Youtube : 2 concerts de l’Académie Voix Nouvelles
コンサート1
Alberto Carretero (Espagne, 1985) Haikus de Machado for Nô, viole de gambe, percussion
Adrian Laugsch (Allemagne, 1997) FUNDUS3: fetisch j for Nô, flûte, clarinette, cor, percussion, piano, violon, alto, violoncelle, contrebasse
コンサート1では、私は2曲演奏しています。スペインのAlberto Carreteroはスペイン・セビリア出身の詩人、アントニオ・マチャードの俳句を使った曲で、ドイツのAdrian Laugschは、オペラ「蝶々夫人」をモチーフにしたアンサンブル作品です。
コンサート2
Didier Rotella (France, 1982) Anamorphose – b for Nô, flûte/flûte basse, clarinette basse, cor, percussion, piano, violon, alto, violoncelle, contrebasse
Michele Foresi (Italie, 1988) I never understood wind for Nô, violon, alto, violoncelle
コンサート2でも、私は2曲演奏しました。フランスのDidier Rotellaはブラック・ライヴズ・マターを扱ったアンサンブル作品、イタリアのMichele Foresiはトランプ大統領の演説をテキストに使った作品と時事ネタが並びました。
2020年9月6日(日)
フランスのロワイヨモンの「Voix Nouvelles(新しき声)」音楽祭
コンサート1(Concert de l’académie Voix Nouvelles) 14:30-
コンサート2(Concert de l’académie Voix Nouvelles) 17:00-
演奏:
青木涼子(能声楽)
Eva Reiter(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
Mariano Chiacchiarini (指揮)
アンサンブル・ムジークファブリーク
演奏は昨年ベルリン・フィルハーモニー、ケルン、ブダペストでペーテル・エトヴェシュ「くちづけ」で共演した、ドイツのケルンが本拠地の現代音楽演奏の最高峰グループ「アンサンブル・ムジークファブリーク」です。世界屈指の技巧的アンサンブルで、一緒の舞台に立っているとあまりのうまさに毎回鳥肌が立ってきてしまいます。ぜひ日本の皆さんにもっと彼らのことを知っていただきたいです。
ロワイヨモンでの本番の会場は元は修道僧の食堂だった場所。ビデオでもその美しさを体感していただけると思います。
ロワイヨモン音楽祭の様子をブログに上げています。合わせてご覧ください。
2020.9.6 ロワイヨモン音楽祭(フランス)