2022.9.16 ジェイミー・マン:オペラ《ZELLE:暗くなったら》バレンシア公演
9月はスペイン、ポルトガルツアーでした。
昨年ベルギーとスイスでジェイミー・マンによる新作オペラ《ZELLE: 暗くなったら》に出演しました。今年は9月16日にスペインのヴァレンシア、9月20日にポルトガルのリスボンにて同作品を再演しました。
ジェイミー・マン《ZELLE: 暗くなったら》は、山本昌男のモノクロ写真、デイヴィッド・リンチのシュールレアリスム、ジャン=リュック・ゴダールのモンタージュ技法、能の儀式性に触発され、ジェイミー・マンと著名なスイス人作家ペーター・シュタムが作り出した新しいオペラです。物語は冬のスイス・アルプス。霧深い山上の小屋で二人の子供を殺したと思われる母親が見つかります。女性警察官は母親を取り調べ始めますが、全く答えが返ってこない中、警察官は自身自身に問いかけはじめ、過去に失った弟を思い出します。私は女性警察官の役を演じています。
会場はソフィア王妃芸術宮殿(Palau de les Arts Reina Sofía)。地元バレンシア出身のサンティアゴ・カラトラバ設計のもので、本当にすごいです!オペラ、音楽、バレエ、演劇用の四つの劇場があります。14階建ての建物は、世界で最も背の高いオペラハウスだそうです。
Ensems Festivalのオープニングでもあるこの本番、チケットは完売でした。
Jamie Man “ZELLE : Wenn Es Dunkel Wird”
2022/9/16 19:30-
Palau de les Arts Reina Sofía, Valencia, Spain
https://www.lesarts.com/zelle/ソフィア王妃芸術宮殿は芸術科学都市の一部にあります。2キロにわたる敷地に、IMAXシネマ、庭園、フェリペ王子科学博物館、水族館、ソフィア王妃芸術宮殿などがあります。ヨーロッパで最大級の科学・文化普及複合施設で、水族館以外は、サンティアゴ・カラトラバによって設計されています。空間の凄さに圧倒されっぱなしでした。フェリックス・キャンデラ設計のオセアノグラフィック。ここは500以上の海洋生物が生息するヨーロッパ最大の水族館。
市内観光も少しできました。世界遺産のラ・ロンハ・デ・ラ・セダ。バレンシアに絹の商品取引所として15世紀ごろ建てられたゴシック様式の建物です。
バレンシアの中心にある、バレンシア大聖堂(Catedral de Valencia)。
海岸沿いにあるレストランで本場のパエリアいただきました!
チームメンバーでのディナー。バレンシアのパエリアはさすがにおいしく、みんな大満足!ツアーは続きます。