talk & concert 2010-2011
1950年代以降、日本の伝統音楽を素材に使った現代音楽は数多く創作されてきました。特に能楽を素材として扱った作品は、1959年から77年にかけて、武満徹、湯浅譲二、一柳慧、福島和夫の作品の制作が行われましたが、それ以降の世代による作品制作は活発でないのが現状です。
2007年2月にトーキョーワンダーサイト渋谷にて行われた同時代音楽塾シリーズ「Voice 現代日本の作曲家と出会う 第2回目 湯浅譲二の音楽」にて湯浅譲二作曲「雪はふる」(日本舞踊のための付帯音楽。謡・観世寿夫。1972年舞台初演。その後再演なし)がコンサート初演されました。企画は好評を博し、現代音楽の最先端と能楽の精神の共通性に触れた若手の現代音楽作曲家の間に能楽を用いた作品創りの気運が高まり、その後青木涼子(能楽)を中心に数多くの作曲家が能楽とのコラボレーションを行っています。
本企画では、青木涼子を中心とするensemble-no(アンサンブルノウ)が、既に国際的に活躍する若手作曲家5名に委嘱し、ensemble-noのメンバーが演奏発表を行います。2010年9月より2011年3月に渉って、5人の作曲家それぞれにスポットを当てた5回シリーズを開催いたします。1回のプログラムとしては、前半に創作過程についての作曲家のトークを行い、後半この日のために書き下ろした新曲をお届けするという構成となります。我が国が誇る伝統文化である能と世界最先端で活躍する作曲家による現代音楽との融合から生まれる新しい芸術の誕生に立ち会うまたとない機会です。多くの皆さんのご来場をお待ちしております。
本企画後は、コンサート活動を日本だけでなくヨーロッパでも広く展開する予定です。
第1回 2010年9月1日(水)18時30分 トーク&コンサート 日野原秀彦
第2回 2010年12月19日(日)17時 トーク&コンサート 今井智景
第3回 2011年1月8日(土)17時 トーク&コンサート 大村久美子
第4、5回 2011年3月27日(日)16時 トーク&コンサート
ヴァレリオ・サニカンドロ / クレール=メラニー・シニュベール 震災のため中止
■演 奏
第1回 青木涼子
第2回、第3回 青木涼子、大久保彩子(フルート)
第4回、第5回 青木涼子、大久保彩子(フルート)、オリビエ・モーレル(打楽器)
JR山手線:目黒駅下車、徒歩10分
都営三田線/東京メトロ南北線:白金台駅下車 徒歩2分
都バス:東急バス- 白金台駅前下車 徒歩2分
■チケット
入場無料(各回定員40名/要予約)
■チケット
入場無料(各回定員40名/要予約)
一件のお申し込みにつき、お一人様のご予約でお願いいたします
第1回 2010年8月11日(水)より受付開始
第2回 2010年11月28日(日)〜2010年12月12日(日)受付期間
第3回 2010年12月18日(土)〜2010年12月31日(金)受付期間
第4、5回 2011年3月6日(日)〜2011年3月20日(日)受付期間
■お問い合わせ
mail.alfalfa@gmail.com
(瑞聖寺アートプロジェクトへのお問い合わせはご遠慮ください)
■製 作
企画 / 主催 : ensemble-no
制作協力 : NPO 法人アルファルファ
助成 : 港区文化芸術振興基金助成事業
作曲
日野原秀彦 / Hidehiko Hinohara
1964年生まれ。東京藝術大学卒、同大学院在学中イタリア政府給費留学生としてイタリア・フィレンツェに留学。シルヴァーノ・ブッソッティに師事。1991年、ヴェネチア・ビエンナーレ現代音楽祭に於てソプラノと8楽器のための《La vecchia del sonno【眠りの老婆】》(A. パラッツェスキ詩)を発表し、以降イタリアを中心に作曲活動を続けている。コントラバスのための《all'alba fragrante...【梅花散薫曙】》によりローマ・ブッキ国際作曲コンクール第1位(1993)。コモ・《トライエットーリエ・ソノーレ》国際作曲コンクール第1位(1995)。2000年イタリアの大詩人マリオ・ルーツィに委嘱され、フィレンツェの大聖堂にて初演された演劇作品《オプス・フロレンティーヌム》(G. カウテルッチョ演出)の音楽を作曲し注目を集めた。
今井智景 / Chikage Imai
愛知県立芸術大学音楽学部作曲科卒業の後、アムステルダム音楽院で学士、修士を取得。作曲家湯浅譲二氏に指事。2005年-09年までロームミュージック財団奨学生。
ルーカス・フィス指揮、ニュー・アンサンブルの演奏で初演された「Vectorial Projection I - bouncing ball (2006)」が、2007年第28回入野国際作曲コンクールで佳作入賞。2008年オランダの現代音楽ラジオプログラムで自作が放送される。ニュー・アンサンブルの委嘱作品「Vectorial Projection IV - fireworks」がパリの秋芸術祭で杉山洋一指揮の下、ヴァイオリン奏者、アーヴィン・アルディッティと同アンサンブルによって初演される。オランダの作曲家ミーティング、デ・コンポニスト(07/08)、またドイツのアンサンブル・モデルン・アカデミーによる第4回アンサンブル・モデルン国際作曲セミナー(08/09)に招喚される。2009年チェコの夏の現代音楽祭オストラーバ・デイズにレジデンス作曲家として参加。
大村久美子 / Kumiko Omura
東京藝術大学作曲科卒業後渡独し、ドイツ・エッセンのフォルクヴァング大学にて学ぶ。その後パリのIRCAM(音響・音楽の探求と調整の研究所)にて電子音楽の研鑽を積み、現在ドイツ、カールスルーエのZKM(芸術とメディアの為のセンター)の客員芸術家として創作活動を行っている。
作品は、入野賞オーケストラ部門(1994)、ガウデアムス作曲賞グランプリ(オランダ1998)、ハノーファー・ビエンナーレ最高位(ドイツ1999)、ACL入野義朗記念作曲賞(2000)、ノルドラインウェストファーレン州若手芸術家賞(ドイツ2000)、武生作曲賞(2004)、日本現代音楽新人賞(2005)などを受賞。ヴィッテン音楽祭、ムジカ・ヴィヴァ(ドイツ)、アゴラ・フェスティバル、サントル・アカント(フランス)、ガウデアムス音楽週間(オランダ)、ブルーデンツ現代音楽祭(オーストリア)、ミュージック・フロム・ジャパン(アメリカ)、テグ国際現代音楽祭(韓国)、国際コンピューター音楽会議などの世界各地の音楽祭で演奏されている。
ヴァレリオ・サニカンドロ / Valerio Sannicandro
イタリア生まれ。2000年ダルムシュタット国際現代音楽夏期講習会でクラーニッヒ・シュタイン賞を受賞。その2年後に、同講習会に講師として招かれる。ミュンヘンのムジカ・ヴィヴァ賞受賞作(Strali、2002年)は大編成オーケストラと電子音楽に対する彼の関心を裏付けている。その後、フランス国立音響音楽研究所(IRCAM)で仕事をする(Ius Lucis、2006/07---これは別々のコンサートホールで演奏する2つのアンサンブルのための作品で、ポンピドゥー・センター設立20周年記念にあたり、同センター所長から委嘱されたもの)。さらに活動の場をフライブルグ(SWR交響楽団の実験スタジオ:Fabrae、2005年)やカールスルーエ(アート&メディアセンターZKM: Sonnet X 2009年)にも広げ、カールスルーエでは現代音楽レーベルWERGOのために2枚のCDの制作が勧められている。サニカンドロ作品は、ヴェネチアビエンナーレ、ドナウエッシンゲン音楽祭、ストラスブール現代音楽祭「ムジカ」をはじめ、米国や日本でも演奏されている。指揮者としての活動もしている。
クレール=メラニー・シニュベール / Claire-Melanie Sinnhuber
パリ国立高等音楽院で作曲をフェデーレ、デュリユーらに師事。2004-05年にパリのIRCAMの作曲および新曲技術課程でルルーに師事。2004年にフランスのロワイヨモン財団の作曲コースに参加。2005-06年には、マルチ・スクリーン、3人のソプラノ歌手、エレクトロクスのための「ブレード・アフェクション」を映像作家のオーセルと共同制作を行う。2007年エネスコ作曲賞を受賞。2008年東京にて行われたサントリーサマーフェスティバルにてオーケストラ作品「クロニーク」が初演された。現在コルマール音楽祭により委嘱された室内オペラと、アンシペル・ド・ジュネーヴ音楽祭により委嘱されたオーセルとの新しいコラボレーション作品を準備中。またローマ賞を受賞し、2010年4月よりフランス政府の給費生としてローマのヴィラ・メディシスに滞在中である。
演奏
ensemble-no(アンサンブルノウ)
2007年、青木涼子(能)を中心に設立。ensemble-noは能楽と現代音楽の融合を追求・実践するアンサンブルです。日本の伝統芸術である能を素材に、作曲家との共同制作を通して新しい伝統の解釈を提示していきます。今後は日本に限らずヨーロッパでも活動を展開する予定です。
青木涼子 / Ryoko Aoki(能謡)
8歳からバレエを始め、14歳で能楽に転向する。 東京藝術大学音楽学部邦楽科能楽専攻卒業(観世流シテ方専攻)。同大学院音楽研究科修士課程修了。 97年ニューヨーク・カーネギーホール・日本フェスティバルにて能「土蜘蛛」を演じる。00年東京藝術大学美術館企画「間-20年後の帰還」展(磯崎新監修)にて、女性能楽師による「山姥」に出演。04年ニューヨーク、06年ロンドンにて新作オペラN-OPERA Macbethの主役を演じる。神奈川県芸術文化財団主催アートコンプレックス2008(一柳慧プロデュース)に出演。08、09年武生国際音楽祭(音楽監督・細川俊夫)に招待。09年2月にはベルリン高等研究所の細川俊夫コンサートに出演。10年2月ニューヨークのクセナキス・フェスティバルに招待され、ニューヨークタイムズ紙上でも好評を得る。また武生国際音楽祭、イギリス、韓国、日本の大学において能ワークショップ講師を多数務めるなど世界で能楽の普及を行う傍ら、NHK教育テレビ、放送大学テレビに出演するなど幅広い活動で注目を集めている。
大久保彩子/ Ayako Okubo(フルート)
オランダ・アーネム音楽院を経て、アムステルダム音楽院を卒業学位を取得。2005年よりフランス・ストラスブール国立音楽のCycle de Specialisation課程フルート科、および室内楽第5課程に在籍し、フルートを現代音楽奏者マリオ・カローリ、室内楽をアルマンド・アングステアの各氏から、指導を受ける。2008年同音楽院を最高位の成績で終了、Diplom de Specialisation 取得。日本・ヨーロッパ各地においてソロ、室内楽でのコンサート活動、CD録音などに参加するなど、幅広く、活動している。2006及び2007年度ローム・ミュージックファンデーション奨学生。 2006年、現代音楽演奏コンクール"競楽Ⅶ"第16回朝日現代音楽コンクール入選。現在までに、フルートを大久保功治、小泉浩、高橋真知子、アビ・デ・クワンツの各氏に師事。
オリビエ・モーレル/ Olivier Maurel (打楽器)
ストラスブール国立地方音楽院で打楽器をエマニュエル・セジョルネに師事、Diplôme de concert (学位ディプロマ) および Diplôme de concert de percussions(マスター・ディプロマ)を取得。アンサンブルLineaの打楽器奏者、また数多くのアンサンブルと共演している。Yoshihisa Taira, Kahia Saariaho, Peter Eötvösなどの作曲家とのプロジェクトや、MUSICA(ストラスブール)やロワイヨオモン(パリ)など多くのフェスティバルに招待されている。
企画 / 主催 : ensemble-no
制作協力 : NPO 法人アルファルファ
助成 : 港区文化芸術振興基金助成事業
作曲
日野原秀彦 / Hidehiko Hinohara
1964年生まれ。東京藝術大学卒、同大学院在学中イタリア政府給費留学生としてイタリア・フィレンツェに留学。シルヴァーノ・ブッソッティに師事。1991年、ヴェネチア・ビエンナーレ現代音楽祭に於てソプラノと8楽器のための《La vecchia del sonno【眠りの老婆】》(A. パラッツェスキ詩)を発表し、以降イタリアを中心に作曲活動を続けている。コントラバスのための《all'alba fragrante...【梅花散薫曙】》によりローマ・ブッキ国際作曲コンクール第1位(1993)。コモ・《トライエットーリエ・ソノーレ》国際作曲コンクール第1位(1995)。2000年イタリアの大詩人マリオ・ルーツィに委嘱され、フィレンツェの大聖堂にて初演された演劇作品《オプス・フロレンティーヌム》(G. カウテルッチョ演出)の音楽を作曲し注目を集めた。
今井智景 / Chikage Imai
愛知県立芸術大学音楽学部作曲科卒業の後、アムステルダム音楽院で学士、修士を取得。作曲家湯浅譲二氏に指事。2005年-09年までロームミュージック財団奨学生。
ルーカス・フィス指揮、ニュー・アンサンブルの演奏で初演された「Vectorial Projection I - bouncing ball (2006)」が、2007年第28回入野国際作曲コンクールで佳作入賞。2008年オランダの現代音楽ラジオプログラムで自作が放送される。ニュー・アンサンブルの委嘱作品「Vectorial Projection IV - fireworks」がパリの秋芸術祭で杉山洋一指揮の下、ヴァイオリン奏者、アーヴィン・アルディッティと同アンサンブルによって初演される。オランダの作曲家ミーティング、デ・コンポニスト(07/08)、またドイツのアンサンブル・モデルン・アカデミーによる第4回アンサンブル・モデルン国際作曲セミナー(08/09)に招喚される。2009年チェコの夏の現代音楽祭オストラーバ・デイズにレジデンス作曲家として参加。
大村久美子 / Kumiko Omura
東京藝術大学作曲科卒業後渡独し、ドイツ・エッセンのフォルクヴァング大学にて学ぶ。その後パリのIRCAM(音響・音楽の探求と調整の研究所)にて電子音楽の研鑽を積み、現在ドイツ、カールスルーエのZKM(芸術とメディアの為のセンター)の客員芸術家として創作活動を行っている。
作品は、入野賞オーケストラ部門(1994)、ガウデアムス作曲賞グランプリ(オランダ1998)、ハノーファー・ビエンナーレ最高位(ドイツ1999)、ACL入野義朗記念作曲賞(2000)、ノルドラインウェストファーレン州若手芸術家賞(ドイツ2000)、武生作曲賞(2004)、日本現代音楽新人賞(2005)などを受賞。ヴィッテン音楽祭、ムジカ・ヴィヴァ(ドイツ)、アゴラ・フェスティバル、サントル・アカント(フランス)、ガウデアムス音楽週間(オランダ)、ブルーデンツ現代音楽祭(オーストリア)、ミュージック・フロム・ジャパン(アメリカ)、テグ国際現代音楽祭(韓国)、国際コンピューター音楽会議などの世界各地の音楽祭で演奏されている。
ヴァレリオ・サニカンドロ / Valerio Sannicandro
イタリア生まれ。2000年ダルムシュタット国際現代音楽夏期講習会でクラーニッヒ・シュタイン賞を受賞。その2年後に、同講習会に講師として招かれる。ミュンヘンのムジカ・ヴィヴァ賞受賞作(Strali、2002年)は大編成オーケストラと電子音楽に対する彼の関心を裏付けている。その後、フランス国立音響音楽研究所(IRCAM)で仕事をする(Ius Lucis、2006/07---これは別々のコンサートホールで演奏する2つのアンサンブルのための作品で、ポンピドゥー・センター設立20周年記念にあたり、同センター所長から委嘱されたもの)。さらに活動の場をフライブルグ(SWR交響楽団の実験スタジオ:Fabrae、2005年)やカールスルーエ(アート&メディアセンターZKM: Sonnet X 2009年)にも広げ、カールスルーエでは現代音楽レーベルWERGOのために2枚のCDの制作が勧められている。サニカンドロ作品は、ヴェネチアビエンナーレ、ドナウエッシンゲン音楽祭、ストラスブール現代音楽祭「ムジカ」をはじめ、米国や日本でも演奏されている。指揮者としての活動もしている。
クレール=メラニー・シニュベール / Claire-Melanie Sinnhuber
パリ国立高等音楽院で作曲をフェデーレ、デュリユーらに師事。2004-05年にパリのIRCAMの作曲および新曲技術課程でルルーに師事。2004年にフランスのロワイヨモン財団の作曲コースに参加。2005-06年には、マルチ・スクリーン、3人のソプラノ歌手、エレクトロクスのための「ブレード・アフェクション」を映像作家のオーセルと共同制作を行う。2007年エネスコ作曲賞を受賞。2008年東京にて行われたサントリーサマーフェスティバルにてオーケストラ作品「クロニーク」が初演された。現在コルマール音楽祭により委嘱された室内オペラと、アンシペル・ド・ジュネーヴ音楽祭により委嘱されたオーセルとの新しいコラボレーション作品を準備中。またローマ賞を受賞し、2010年4月よりフランス政府の給費生としてローマのヴィラ・メディシスに滞在中である。
演奏
ensemble-no(アンサンブルノウ)
2007年、青木涼子(能)を中心に設立。ensemble-noは能楽と現代音楽の融合を追求・実践するアンサンブルです。日本の伝統芸術である能を素材に、作曲家との共同制作を通して新しい伝統の解釈を提示していきます。今後は日本に限らずヨーロッパでも活動を展開する予定です。
青木涼子 / Ryoko Aoki(能謡)
8歳からバレエを始め、14歳で能楽に転向する。 東京藝術大学音楽学部邦楽科能楽専攻卒業(観世流シテ方専攻)。同大学院音楽研究科修士課程修了。 97年ニューヨーク・カーネギーホール・日本フェスティバルにて能「土蜘蛛」を演じる。00年東京藝術大学美術館企画「間-20年後の帰還」展(磯崎新監修)にて、女性能楽師による「山姥」に出演。04年ニューヨーク、06年ロンドンにて新作オペラN-OPERA Macbethの主役を演じる。神奈川県芸術文化財団主催アートコンプレックス2008(一柳慧プロデュース)に出演。08、09年武生国際音楽祭(音楽監督・細川俊夫)に招待。09年2月にはベルリン高等研究所の細川俊夫コンサートに出演。10年2月ニューヨークのクセナキス・フェスティバルに招待され、ニューヨークタイムズ紙上でも好評を得る。また武生国際音楽祭、イギリス、韓国、日本の大学において能ワークショップ講師を多数務めるなど世界で能楽の普及を行う傍ら、NHK教育テレビ、放送大学テレビに出演するなど幅広い活動で注目を集めている。
大久保彩子/ Ayako Okubo(フルート)
オランダ・アーネム音楽院を経て、アムステルダム音楽院を卒業学位を取得。2005年よりフランス・ストラスブール国立音楽のCycle de Specialisation課程フルート科、および室内楽第5課程に在籍し、フルートを現代音楽奏者マリオ・カローリ、室内楽をアルマンド・アングステアの各氏から、指導を受ける。2008年同音楽院を最高位の成績で終了、Diplom de Specialisation 取得。日本・ヨーロッパ各地においてソロ、室内楽でのコンサート活動、CD録音などに参加するなど、幅広く、活動している。2006及び2007年度ローム・ミュージックファンデーション奨学生。 2006年、現代音楽演奏コンクール"競楽Ⅶ"第16回朝日現代音楽コンクール入選。現在までに、フルートを大久保功治、小泉浩、高橋真知子、アビ・デ・クワンツの各氏に師事。
オリビエ・モーレル/ Olivier Maurel (打楽器)
ストラスブール国立地方音楽院で打楽器をエマニュエル・セジョルネに師事、Diplôme de concert (学位ディプロマ) および Diplôme de concert de percussions(マスター・ディプロマ)を取得。アンサンブルLineaの打楽器奏者、また数多くのアンサンブルと共演している。Yoshihisa Taira, Kahia Saariaho, Peter Eötvösなどの作曲家とのプロジェクトや、MUSICA(ストラスブール)やロワイヨオモン(パリ)など多くのフェスティバルに招待されている。