December 2008アーカイブ

12月20日に関西日仏学館主催によるコンサートが、京都、高台寺の塔頭の一つである、月真院にて開催されました。


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ねねの道にある月真院。

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お庭から八坂の塔が望めるお寺です。


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『空白の広がり』ヴォイス・パフォーマンス  イザベル・デュトワ(ヴォーカル)


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クレール=メラニ・シニュベール作曲
『クラリネットと謡のためのエチュード』Sur les pas de Tsunemasa(新作初演)
青木涼子(能謡) イザベル・デュトワ(クラリネット)


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夏のサントリーサマーフェスティバルでオーケストラ曲が初演された、仏作曲家クレール=メラニ・シニュベール の新作に出演いたします。

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Claire-Mélanie Sinnhuber


彼女は日本の音楽を勉強するため現在ヴィラ九条山 にレジデントしています。
今回そのヴィラ九条山の主催によるコンサートが、京都、高台寺の塔頭の一つである、月真院にて開催されます。

私は『クラリネットと謡のためのエチュード』Sur les pas de Tsunemasaという能「経正」にインスパイアされた曲に出演します。クラリネットのイザベル・デュトワもヴィラ九条山のレジデントです。
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Isabelle Duthoit


京都のお寺での日仏の文化交流というまたとない機会です。ぜひともお立ち寄りください。

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現代音楽コンサート
12月20日 (土) 19:00
会場:月真院 京都市東山区下河原町528
入場無料 先着50名

主催: 関西日仏学館 関西日仏交流会館  協力: 月真院
お問合せ: 関西日仏交流会館 ヴィラ九条山 tel 075-752-7171


プログラム :

『空白の広がり』ヴォイス・パフォーマンス
イザベル・デュトワ(ヴォーカル)

歌詞のない歌、言語になる前の言語。
自らの身体を用い、飽和した、 かすれた、壊れやすい、空気を含んだ音を通して、生命、生活、感情、状況、愛情を語ろうとする。純粋な声としての最初の言語。能や文楽、居合道を体験しつつ、イザベル・デュトワが日本で過ごした数ヶ月の成果の、第一段階です。静けさや抽象概念、能の緩慢さ、語り、文楽の優雅さや力強さ、居合道の型と身振り。歌や表現を追及し、時間を聞いて空間を感じる。形を作り上げ、想像の中を旅する・・・ひとつの声にひとつの身体を与える。


クレール=メラニ・シニュベール作曲
『クラリネットと謡のためのエチュード』
Sur les pas de Tsunemasa(新作初演)
青木涼子(能謡) イザベル・デュトワ(クラリネット)

青木涼子氏とイザベル・デュトワに捧げる
「日本に来て、能を深く鑑賞してきましたが、青木涼子さんの勧め無しにはこの作品を作ることはなかったと思います。このエチュードは、2つの作品の出会いです。まずは青木涼子が謡う、能「経正」のラストシーン。全ての登場人物(シテ、ワキ、囃子)を演じる特殊性。そして、私の作品である、イザベル・デュトワによるクラリネット。謡の延長であり、謡からの隔たりである、音による思考を展開します。」クレール=メラニ・シニュベール