8月22日に初のリサイタルを東京で開催します。一晩のコンサートとしてまとめて発表する機会が今までヨーロッパではありましたが、日本では今回が初めてとなります。またこの後は、海外での活動が続くため、東京での演奏は来春まで予定がありませんので、この機会にぜひともご覧ください!!
国際的に活躍する作曲家に能の「謡」を素材に用いた作品を委嘱し、発表するトーク&コンサート「Noh×Contemporary Music」を2010年より港区文化芸術活動助成事業として行ってきました。3年間の企画で、世界各国の作曲家15名が能をテーマに作曲し、15の新しい作品が生まれています。 本企画は、そこから生まれた曲を中心に、湯浅譲二の名曲も交えて、一晩のコンサートとしてお届けします。また今回は、新しい出発として、今最も期待されている若手作曲家、小出稚子に新曲を委嘱します。東京フィルハーモニー交響楽団首席フルート奏者の斎藤和志を迎え、青木涼子とのデュオを中心としたプログラムです。また小出作品には、若いながらも頭角を現している打楽器奏者、會田瑞樹が作曲家の指名により参加します。 能と現代音楽という先進性が世界からも注目を浴び、ドイツ、フランス、イタリアなど各地から青木涼子は招待を受け演奏していますが、一晩のコンサートとしてまとめて発表するのは、今回が日本で初めてとなります。日本の伝統文化である「能」と世界で活躍する作曲家による「現代音楽」との融合から生まれる新しい芸術の誕生をお楽しみください。
場所: 港区立高輪区民センター・区民ホール(港区高輪1−16−25)
プログラム:
(プレトーク 18:00-18:30 小出稚子&青木涼子「新作について」)
湯浅譲二「舞働 Ⅱ」for alto flute with Noh dance (1987)
フェデリコ・ガルデッラ「Voice of Wind」for Noh voice and bass flute (港区文化芸術活動助成事業2011委嘱作品)
馬場法子「共命之鳥」for Noh performer and two musicians (港区文化芸術活動助成事業2011委嘱作品)
ヴァレリオ・サニカンドロ「trois chants Noh」for Noh voice and flutes (港区文化芸術活動助成事業2010委嘱作品)(日本初演)
小出稚子「新作委嘱」for Noh voice and percussion (世界初演)
演奏: 青木涼子(能謡・能舞)斎藤和志(フルート)會田瑞樹(打楽器)
詳しくはこちらから→ concert "Noh X Contemporary Music"