June 2016アーカイブ

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2016年の日伊国交樹立150周年を記念し、イタリア人作曲家による能の謡の現代曲のコンサートを行います。青木涼子(能)は、現代音楽作曲家との共同作業を行い、その先進性が世界からも注目を浴び、各地から招待を受け演奏しています。今回はそのレパートリーより、ガルデッラ、サニカンドロという新進気鋭の若手イタリア人作曲家の曲をお届けします。また後半は、現代イタリアを代表する作曲家である、ステファノ・ジェルヴァゾーニを特集いたします。ジェルヴァゾーニは、パリ国立高等音楽院作曲科教授も務め、日本でも2008年サントリー音楽財団サマーフェスティバルにて特集されるなど国際的に知られる作曲家です。演奏者には、彼の曲を初演してきた、フルートの名手・イタリア人のマリオ・カーロリ、国際的に活動するフランスのディオティマ弦楽四重奏団という現代音楽スペシャリスト達を迎えます。そしてハイライトとして、青木涼子とディオティマ弦楽四重奏団のための新曲をジェルヴァゾーニに委嘱し、世界初演いたします。 


 
2016年9月1日(木) 19:00開演(18:30開場) 
イタリア文化会館 アニェッリホール(東京都千代田区九段南2-1-30) 
 
[プログラム]
トーク:ステファノ・ジェルヴァゾーニ「能との出会い」 
フェデリコ・ガルデッラ「風の声」for Noh voice and bass flute(2012) 
ヴァレリオ・サニカンドロ「3つの能の歌」for Noh voice and flutes (2011) 
ステファノ・ジェルヴァゾーニ「Ravine」for flute (2000) 
ステファノ・ジェルヴァゾーニ「Clamour」for quartet (2014) (日本初演) 
ステファノ・ジェルヴァゾーニ「謡と弦楽四重奏のための新作」for Noh voice and quartet (世界初演) 


 [出演] 
 青木涼子(能) 
 マリオ・カーロリ(フルート) 
 ディオティマ弦楽四重奏団 


 ■チケット 
 全席自由 
前売:3,500円 当日:4,000円(学生 前売:2,500円 当日:3,000円)

 ■チケット取り扱い 
チケットぴあ Pコード:301726 TEL:0570-02-9999(24時間) 
オカムラ&カンパニー TEL 03-6804-7490 FAX 03-6804-7489 
info@okamura-co.com(平日10:00-18:00) 



 ※公式HP(詳しくはこちらをご覧ください) 

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東京FMのMUSIC BIRD、平井洋さんの「プロデューサーの部屋」というラジオ番組に出演します。7/2、7/9、7/16と3週に渉り放送予定です。能と現代音楽について、エトヴェシュ「Harakiri」、リーム「メキシコの征服」、今後のプロジェクトについてなどたくさんお話ししています。 ぜひお聴きください!

 
7月2日・9日・16日(土)10:00~12:00  再放送=翌週(日))1:00~3:00 
伝統の最先端―能×現代音楽アーティストが切り開く新たな地平 
ゲスト:青木涼子(能×現代音楽アーティスト)  

室町時代に成立した日本の伝統芸能「能」。クラシック音楽の最先端にある現代音楽。いま、一人の女性能アーティストが、能と現代音楽を融合した新たな試みで注目されています。7月前半は、新たな能の可能性を求めて、海外の作曲家や演奏家たちと積極的に交わり活動を続ける注目のアーティスト、青木涼子さんをゲストに迎えました。青木さんは、東京藝術大学の邦楽科で能楽を専攻。小さい頃はバレエを習っていたとか。世界の作曲家たちに活発に新作を委嘱し、それをまとめたアルバム「Noh×Contemporary Music 能×現代音楽」ほか、貴重なライヴ音源もご紹介。彼女が展開する様々な"斬新"な活動は、日本、さらには伝統という規模を飛び越え、まさに今新しい地平が出来上がっているところ。青木さんの芯のある、凛とした雰囲気も魅力的です。