12月1日にフランス最大の芸術祭であるパリ、フェスティバルドートンヌ、3日にケルン・フィルハーモニーにて、平田オリザ台本、細川俊夫作曲室内オペラ《二人静ー海から来た少女ー》を現代音楽の最高峰アンサンブル・アンテルコンタンポランと共に世界初演しました!
手前に見えるのが、会場のシテ・ドゥ・ラ・ミュジークです。奥ができたばかりのフィルハーモニー・ド・パリ。
ロビーはこんな感じ。
オケ合わせの前に、まずピアノ伴奏での練習。ソプラノのシェシュティン・アヴェモと指揮をする作曲家の細川俊夫さん、ステージ演出の平田オリザさん。
その次の日よりオケ合わせも始まりました。アンサンブル・アンテルコンタンポラン、音楽監督のマティアス・ピンチャーと細川俊夫さん。
シテ・ドゥ・ラ・ミュジーク - フィルハーモニー・ド・パリのパスもいただきました!
こちらが1週間使える、私の楽屋です。グランドピアノ、バスタブまでついた豪華なお部屋です。
テレビでインタビュー収録もありました。ちゃんと話せてるか心配です。。
公演の模様は2018年1月末より6ヶ月間フィルハーモニー・ド・パリのサイトで流れるようです。
パンフレットはこんな感じ!チケットはずいぶん前から完売してました。
《二人静 --海から来た少女--》は、アンサンブル・アンテルコンタンポランの委嘱によって細川俊夫氏によって作曲された1幕1場のオペラです。原作を手がけた平田オリザ氏は、能『二人静(ふたりしずか)』を下地に、世界各地で続くテロや紛争を背景とした現代の物語を新たに書き下ろしました。
地中海の海辺に流れ着いた難民の少女(ヘレン)に、12世紀の日本に生きた舞手(静)が取憑く。かつて力ある武将の恋人であった舞手は、彼の子を身ごもっていた。しかし時の権力者(武将の兄)の命によって、武将は叛逆者として討伐され、舞手の息子もまた生まれたばかりで砂に埋められてしまった。抗い難い暴力の犠牲となった2人の女性の悲劇は、時間と場所を超えて重なり合い、やがて2人の声は1つのものになっていく。(Schott Music Tokyo Newsletter 112)
2017/12/1(金)20:30-
パリ・フェスティバル・ドートンヌ(パリの秋芸術祭)
シテ・ドゥ・ラ・ミュジーク - フィルハーモニー・ド・パリ、フランス
台本、演出:平田オリザ
指揮:マティアス・ピンチャー
出演:シェシュティン・アヴェモ、青木涼子、 アンサンブル・アンテルコンタンポラン
終演後、指揮者のマティアス・ピンチャーと細川俊夫さんと共に。
たくさんの方が見に来てくださいました!シュトゥットガルト歌劇場総裁を務める演出家のヨッシ・ヴィーラーさん。
大好きな作曲家のパスカル・デュサパン。他にも、チケット完売にもかかわらず、なんとかゲットして、たくさんの方がいらしてくださいました!
シェシュティン・アヴェモと。
平田オリザさんも入って。
次の日はケルンへ移動。
ケルンフィルハーモニー
私のお部屋もドイツ語表示。
舞台袖に指揮者、ソリストのお水とタオルが名札付きで揃えられます。ドイツの音楽家を大事にする伝統が感じられ、感激しました!
2017/12/3(日)20:00-
ケルンフィルハーモニー、ドイツ
台本、演出:平田オリザ
指揮:マティアス・ピンチャー
出演:シェシュティン・アヴェモ、青木涼子、 アンサンブル・アンテルコンタンポラン
終演後、先ほどの名札の所になんとビールが用意されていました!ドイツとフランス、いろいろな違いがあって、面白かったです。
アンサンブル・アンテルコンタンポランの元ディレクターHervé Boutryと細川さんと共に。彼が企画を最初から考えて決めてくださいました!!12月1日に退職なさったばかりですが、ケルンまで来てくださいました!
指揮者のマティアス・ピンチャー、ケルンフィルハーモニーの総裁、Louwrens Langevoortと共に。
無事に終わって、ほんとによかったです!
ケルンでは私のポスターがあちらこちらに。
ケルンフィルハーモニーの12月の案内の表紙は私の写真を使っていただきました!
ロビーにこんな風に並べられています。1月の案内の表紙はサイモン・ラトルです。。前のパンフレットはリッカルド・ムーティ!一生の記念になります!
並びが、サイモン・ラトルに、アンドリス・ネルソンス、なんだか恐縮です。。。
ケルンフィルハーモニーの前の看板もこんな感じ!
アンサンブル・アンテルコンタンポランによるケルンでのバックステージ写真
ケルンの公演も無事終わり、帰国前に最後のお仕事!2月のアムステルダム、ロイヤルコンセルトヘボウ管弦楽団のためのテレビインタビュー。アムステルダムからクルーが来てくれました。まだまだフィレンツェ、アムステルダムと続くのでがんばりたいです!