能×現代音楽 ① 報告

去る5月30日(金)に「-能×現代音楽- 連続講座 ①能の音楽について」を開催いたしました。 たくさんの方にお越し頂き、ありがとうございました! お陰様で定員いっぱいとなりました。せっかくお問い合わせいただきましたのに、お入りいただけなかった方、申し訳ありませんでした。ぜひ次回よろしくお願いします。 _5306100.jpg 
授業の内容としては、まず、ざっと能そのものについての説明。 その後、能の音楽、特に謡について、実演を交えながらレクチャーを行いました。次回の能と現代音楽の融合をより深く理解するためにも、能の音楽の基礎をおわかりいただくことが必要と考え、1回目、2回目を通しでご参加いただける方を限定といたしました。 _5306089.jpg 
そのかいあってか、参加者のみなさんはとにかく熱心。 作曲家、奏者の方ももちろんいらっしゃいましたが、ほかに建築関係者、グラフィックデザイナー、雑誌編集者、ファッションデザイナー、舞台プロデューサー、学生さんと多種多様。 会場からの質問がたくさんあり、終了時間が30分もオーバーしてしまい、2時間半もお話ししました。するどい指摘もいただき、かなり建設的な議論になったように思います。 

受講された方たちからコメントをいただきました。 以下一部ですが、掲載します。 

☆スキルとしてやはりとても難しいものであることがよくわかった。それを能を深く知るきっかけとしたいと思う。 

☆かなり密度の濃いレクチャーで面白かったです。ありがとうございました。 

☆ご苦労さまでした。はじめての方たちには全部の理解は難しかったと思いますが、逆にこの様な経験はなかなかできないのでかえってこのような接触の仕方が面白く感じられたようにも思います。次回を楽しみにしています。 

☆ちょっと踏み込んでみようと軽い気持ちで拝聴しましたが、知らぬ間に足を踏み入れたのに、しまったという感じもします。ムッムッムッ 

☆能の音楽が新鮮に感じることができた。能について言葉や音などもっと知りたいと思った。 

☆能に関しては、理解が難しくゼミの授業にも悪銭苦闘していますが、今日のレクチャーはとても楽しくレポートにもためになるレクチャーでした。
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いよいよ次回6月29日(日)は作曲家・桑原ゆうさんの登場です。 
今回みなさんにお話ししたような音楽基礎を、桑原さんには昨年3ヶ月学んでもらい、その後、能の謡と西洋楽器の曲を作曲してもらいました。 その彼女をゲストに迎え、能を学んでどう感じたか?、西洋音楽との違いは?、どのように作曲を行ったか?、などなどを語ってもらいたいと思っています。 その後、この日のために書き下ろした新曲を、北嶋愛季さん(チェロ)と青木涼子(能楽・謡)の演奏でお届けします。 

次回は今回の反省を活かして、演奏後にもう少しラフに皆さんと直接お話しできる場を設けたいと思っております。 どうぞお楽しみに!

Photos : 瀬尾泰章

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