フランスの作曲家・Claire-Mélanie Sinnhuberさんにお会いしました。
Photos : 瀬尾泰章
彼女はフランス政府より委嘱を受けて、8月29日にサントリーホールで初演を行うため、日本にしばらく滞在しています。
日本の音楽に興味があるという彼女に、私は謡を聴かせ、解説しました。
彼女は私に会う前にすでに能についてかなり勉強されていたので、驚きました。
何か新しいことができないか二人で模索中です。
今までも舞踊や映画などのジャンルと共同制作をしてきたという彼女だけに能に対する興味が人一倍あるようです。
その後、彼女のパートナーである、Jean-Charles Fitoussi(ジャン=シャルル・フィトゥッシ)監督の映画をアテネフランセに見に行きました。
6 films de Jean-Charles Fitoussi@Athénée Français
クレール=メラニー・シニュベール
Claire-Mélanie Sinnhuber
パリ国立高等音楽院で作曲をフェデーレ、デュリユーらに師事。2004-05年にパリのIRCAMの作曲および新曲技術課程でルルーに師事。2004年にフランスのロワイヨモン財団の作曲コースに参加。2005-06年には、マルチ・スクリーン、3人のソプラノ歌手、エレクトロクスのための「ブレード・アフェクション」を映像作家のオーセルと共同制作を行う。2007年エネスコ作曲賞を受賞。現在コルマール音楽祭により2009年に向けて委嘱された室内オペラと、アンシペル・ド・ジュネーヴ音楽祭により委嘱されたオーセルとの新しいコラボレーション作品を準備中。
8月29日(金)サントリーサマーフェスティバルにて、テーマ作曲家のステファーノ・ジェルヴァゾーニと共に、彼女のオーケストラ作品「クロニーク」が初演されます。皆さんぜひ世界の最前線の音楽を聴きに来てください。
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