この4月から跡見学園女子大学、現代文化表現学科で「文化創造における伝統と現代」という授業を受け持つことになりました。
とてもきれいなキャンパスで、毎週教えに行くのが楽しみになっています。
授業概要は以下になります。
「文化創造における伝統と現代」
今日の文化表現はしばしば伝統的なものとの対決の中から生み出され、一方で現代的な表現との関わりによって伝統的な表現が再活性化されています。この授業では、新たな文化表現の創造においてこうした伝統と現代のダイナミズムがどのようにして機能しているかを、伝統芸能、音楽、舞台などの具体的な創造行為の現場に即して講義し、学生が歴史的な厚みを背負ったものとして現代の文化表現を理解できるようになることを目指します。
授業スケジュール
第1回 イントロダクション 伝統と現代
第2回 現代の文化表現における能・狂言
第3回 現代の文化表現における歌舞伎
第4回 現代の文化表現における人形浄瑠璃
第5回 武智鉄二の試み
第6回 現代演劇における日本の伝統的身体、空間
第7回 現代音楽と日本の伝統音楽1日本人作曲家
第8回 現代音楽と日本の伝統音楽2日本人作曲家
第9回 現代音楽と日本の伝統音楽3世界の作曲家
第10回 現代音楽と日本の伝統音楽4世界の作曲家
第11回 現代音楽と能の実践的考察1
第12回 現代音楽と能の実践的考察2
第13回 学生課題発表
第14回 サミュエル・ベケット、ウィリアム・バトラー・イェイツと能
第15回 三島由紀夫「近代能楽集」その他の作品
かなり濃い内容ですが、学生の皆さんに芸術の素晴らしさを知ってもらえるようにがんばりたいと思います。自分の勉強にもなりますね。。
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