新進気鋭のフランス人作曲家、オレリアン・デュモンの新作オペラ「秘密の閨」の初演のため、パリにやってきました。滞在しているアパルトマンの近所の風景。やはりパリは街並が美しく、ついため息がもれてしまいます。
パリ国立高等音楽院。クリスチャン・ド・ポルザンパルク設計のモダンな建物。ここで10日間のリハーサル、そして本番を行いました。
このオペラは、能「安達原」を題材に、能狂言研究家の小田幸子さんに台本を書いていただき、現代版の鬼婆のお話となっています。謡い手は私だけで、6人編成のアンサンブルとエレクロニクスがついた、モノオペラです。今回はフランス人の演出家とのお仕事ということで、生まれて初めて舞台上で能ではない、演技をしました。
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オレリアン・デュモン 新作オペラ「秘密の閨」
2012年10月23日(火)19:00-
パリ国立高等音楽院 Salle d'Art Lyrique
小田幸子(台本)
ジャン=フィリップ・ウルツ(指揮)
Frédéric Tentelier(演出)
毎日リハーサルに行くのに、通ったサン・マルタン運河。水に癒されました。
出演:青木涼子、Conservatory Laureate Orchestra
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公演終了後、関係者で打ち上げ。左より、音楽院教授のステファーノ・ジェルヴァゾーニ、カウンターテナーのRodrigo Ferreira、オレリアン・デュモン、私、望月京さんと共に。
実は今回が私にとって初めてのパリ公演でした。そして私以外は全員フランス人のチーム、舞台作品の割には10日間のリハーサルというタイトなスケジュールで、いろいろと不安がありましたが、最終的にとてもよいプロダクションになりました!支えてくださった皆さんに感謝したいと思います。
そして、それからドイツに移動。11月1日にハノーファー音楽大学 (Hochschule for music and theatre Hannover) の作曲のクラスでレクチャーをしました。
招待してくれた、同大学の教授のオリヴァー・シュネラーと共に。
ベルリンに戻る列車で。
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