第2回目は、ギリシャから二人の作曲家を迎えます。キプロス共和国出身のヴァソス・ニコラウは、ドイツ、ケルンを拠点に世界中で活躍している作曲家です。もう一人のギリシャ人ストラティス・ミナカキスはアメリカ、ボストンのニューイングランド音楽院音楽理論科の教授を勤める他、作曲家、指揮者としても活動しています。ギリシャ悲劇と能は近いとよく指摘されますが、二人の作曲家が自国の伝統を背景に能にどのようにアプローチするか注目されます。
前半に作曲家による創作過程についてのトークを行い、後半、この日のために書き下ろした新曲を、青木涼子(能謡)、大久保彩子(フルート)、オリヴィエ・モーレル(打楽器)の演奏でお届けします。 多くの皆さんのご来場をお待ちしております。
1部
トーク: ヴァソス・ニコラウ/ストラティス・ミカナキス/青木涼子
2部
ヴァソス・ニコラウ「新作」声、フルート、打楽器のための
(ensemble-no委嘱 2013)
ストラティス・ミカナキス「新作」 声、フルート、打楽器のための
(ensemble-no委嘱 2013)
演奏:青木涼子(能謡)大久保彩子(フルート)オリヴィエ・モーレル(打楽器)
■場 所
SHIBAURA HOUSE 5F バードルーム(港区芝浦3−15−4)
JR山手線 田町駅下車徒歩5分
都営三田線 三田駅下車徒歩5分
■チケット
3,000円
2月8日よりオンラインチケットにて前売り開始
↓
※スペースに限りがあるため、当日券の場合お立ち見になることがございます
■お問い合わせ
tel.03-6804-7490 (土日祝休 10時~18時)
e-mail.info@okamura-co.com
■製 作
企画 / 主催 : ensemble-no
制作 : オカムラ&カンパニー、NPO法人アルファルファ
助成 : 港区文化芸術活動助成事業
会場協力: SHIBAURA HOUSE
ヴァソス・ニコラウ / Vassos Nicolaou
1971年、ギリシャ、キプロス共和国生まれ。
現在は作曲家としてドイツ・ケルンを拠点に活動。ピアノ、音楽理論、音楽学、作曲法、電子音楽、管弦楽(編曲)法を、テッサロニキ大学、ケルン音楽大学、フランクフルト大学、パリ国立高等音楽院、そしてIRCAMにて学ぶ。2005年ケルン市よりベルント・アロイス・ツィンマーマン賞を受賞。2006年にインターナショナル・アンサンブル・モデルン・アカデミー(IEMA)の奨学生として参加。2007年にカールスルーエZKMのギガ・ヘルツ賞を受賞。2009年にはトーキョーワンダーサイトのレジデンスプログラムで日本に滞在した。彼の作品は、ロンドンシンフォニエッタ、アンサンブル・モデルン、アンサンブル・アンテルコンタンポラン、ムジークファブリックなど現代アンサンブルグループ、またタマラ・ステファノヴィチ、ピエール=ローラン・エマールなどの著名な音楽家たちによって演奏されている。
ストラティス・ミナカキス / Stratis Minakakis
1979年生まれ。地元ギリシャとアメリカ、フランスにて作曲、音楽理論、ピアノ演奏を学ぶ。彼の作品はソロ曲、室内楽、オーケストラアンサンブル曲と多岐に及ぶ。作品はPRISMサクソフォンカルテットやアルディッティ弦楽四重奏団、ストックホルム・サクソフォンカルテット、アンサンブル・カウンター、アンサンブルI/O、アテネ現代音楽アンサンブル、プリンストン大学などの時代を先駆ける団体やアンサンブルグループによって演奏されたり、新曲を委嘱されたりしている。学術分野や芸術分野で多くの賞を受賞。AggeloiⅡは武生国際音楽祭において2010年武生国際作曲賞を受賞した。また、音楽理論の分野ではヨーロッパやアメリカで講義を行い、またミルトン・バビット、エリオット・カーター、ジョルジュ・リゲティ、ギリシャの前衛音楽について記事を出版している。指揮者としては、現代音楽作曲家による室内楽やシンフォニーアンサンブルの新曲を初演している。 現在、マサチューセッツ州ボストンのニューイングランド音楽院音楽理論科の教授である。
3月8日に先立つ3月5〜7日に、本番前のリハーサルを特別に一般公開いたします。
公開リハーサルでは、このために来日する作曲家たちも立ち会い、どのように本番に向けて曲が仕上がって行くかを目の当たりにすることできます。3月8日の本番とあわせてお楽しみください!
リハーサルスケジュール
3.5(火) 12:00-17:30
3.6(水) 14:00-17:00
3.7(木) 14:00-17:00
*入場無料、予約不要です。
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