2月は久々のアメリカ、西海岸に初めて行きました。
能面アーティストの山口毘堂さんの展覧会「変容する伝統:山口毘堂の能面」が、カリフォルニア大学ロングビーチの大学美術館で1月25日から3月13日まで開催されました。山口さんは、能面師でありながら、写楽の役者絵、モナリザ、フェルメール作品などに出てくる人物の顔ををマスクに仕立てるユニークな作品を制作なさっています。山口毘堂HP
今回はその関連イベントとして、レクチャー&パフォーマンスを行うために招待されました。主催者は大学にあるEarl Burns Miller日本庭園です。Earl Burns Miller日本庭園
私は山口毘堂さんの作品のコレクターでもあるMcLeodさんのお宅のゲストハウスに滞在させてもらいました。
建築家、アートコレクターでもあるMcLeodさんのお宅は、古い邸宅をご自身で改装したものです。こちらのお家はすべて規模が大きい!居間には、ピカソやサム・フランシスまでありました!
家の庭からゴルフコースが見えます。。
こちらが私が泊まったゲストハウスです。
2月20日にはカリフォルニア大学ロングビーチ演劇学部のHugh O'Gorman教授のクラスの学生達に能ワークショップも行いました。
そして、2月23日のレクチャー&パフォーマンスを音楽学部のJohn Barcellona教授(フルート)との共演で行いました。
会場のDavid Recital Hall
「Noh×Contemporary Music」
2014/2/23 14:00-16:00
Daniel Recital Hall 、カリフォルニア州立大学ロングビーチ
レクチャー&パフォーマンス
・湯浅譲二「舞働 Ⅱ」(1987) for alto flute with Noh dance
・フェデリコ・ガルデッラ「Voice of Wind 」(2012) for Noh voice and bass flute
・ヴァレリオ・サニカンドロ「trois chants Noh」 (2011) for Noh voice and flutes
終了後のレセプション。多くのお客様に来ていただきました。
左より、ずっとお世話をしてくれた、Earl Burns Miller日本庭園のディレクターのJeanette Schelin、フルーティストのJohn Barcellona教授、展覧会のキュレーターで私を招聘してくれた美術学部のKendall Brown教授と共に。
終了後は、ロサンジェルスへ。サントリーホール、ウォルト・ディズニー・コンサートホールなど世界のホールを手掛けられている音響設計家の豊田泰久さんのお宅にお世話になりました。
豊田さんが音響を手掛けられたLAフィルの本拠地であるウォルト・ディズニー・コンサートホールにも連れて行っていただきました。
豊田泰久さんと共に。
グスターボ・ドゥダメル指揮シモンボリバル・ユース・オーケストラの公演のリハーサル、本番と聴くことができ大満足でした!
初めての西海岸、気候も暖かく、また人の温かさに触れた旅でした。また機会があったら、ぜひ行きたいです。