第3回 アート×アート×アート <能×現代音楽×ファッション>
2015年12月14日(月) 19:00
Hakuju Hall(東京都渋谷区富ヶ谷1-37-5)
[第1部]
フェデリコ・ガルデッラ「風の声」for Noh voice and bass flute(2012)
ストラティス・ミナカキス「ApoploysⅡホメロス時代の破片」for Noh voice,flute and percussion(2013)
ヴァソス・ニコラウ「マクベス 5.1」for Noh voice,flute and percussion(2013)
[第2部] 馬場法子≪Nopera AOI葵上≫より (世界初演)
[出演]
青木涼子(能アーティスト)
池上英樹(打楽器)
斎藤和志(フルート)
馬場法子(作曲)
山縣良和(ファッションデザイナー)
Hair: AOKI
Makeup: Carrie HM
2016年4月にパリで全編世界初演予定の馬場法子作曲「能オペラ Nopera AOI 」をハクジュホールで一部上演しました。衣装は、山縣良和さんに作ってもらいたいという10年越しの願いが叶いました。さすがに期待通りぶっ飛んだ衣装でした!
六条御息所は、デコ電と往年のアイドル(怨念のアイドル)の顔の刺繍が九つ入った布団を着ています。布団は葵上の病床とも、六条御息所と光源氏の情事のアイテムからきているそうです。 中には、能「葵上」の際に着用する鱗文と油焔型の模様が織られたニットを着用してます。携帯が布団についてますが、馬場法子さんの曲中でこれを使って演奏しました。電話というのは、三島由紀夫の「近代能楽集」の葵上にも通じるアイテムです。
山縣良和さん共に。
GPの写真より
作曲家の馬場法子さんと山縣良和さん。
背中には山口百恵さん!!
Photo: Junichi Takahashi
本番終わって、みんなで集合写真。
終了後はサイン会も行いました。お布団を脱ぐとこんな感じになります。笑
みんなで打ち上げ。ホッとしました。。
公演の批評の記事も載せていただきました。
たくさんのお客様にお越しいただき、ありがとうございました! 考えてみれば、かなりとんがった実験的な企画で、若手作曲家ばかりのコンサートを、よくぞハクジュホールさんの主催公演でやらせていただいたなあと思って、大変感謝しています。 また、ハクジュの皆様の手厚いサポートにより、ほとんど天国のようでした。かなり挑戦的な曲を書いてくれた馬場法子さんと、ぶっ飛んだ衣装を作ってくれた山縣良和さん。山縣さんが、まだ打合せをしている時に、「皆がそれぞれエッジにいるから、折り合うのが大変だ」と言っていて、ほんとにその通りだなと笑ってしまいました。 また、斎藤和志さん、池上英樹さん、ハードな曲たちを一緒に作っていけて、とても楽しかったです。皆様、本当にありがとうございました!
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