Noh X Contemporary Music vol.4
シンポジウム&コンサート「アジアにおける伝統と創造」
最近はもう少し大きな箱でのコンサートばかりで、3年振りのシバウラハウスでの開催でしたが、このような密な会も必要だなあと思いました。ご協力いただいた皆様、どうもありがとうございました!
2016/2/20(土)19:00-
SHIBAURA HOUSE 5F Bird room(港区芝浦3-15-4)
3年ぶりにSHIBAURA HOUSEでの開催となりました!
あいにくの悪天候にも関わらず、満席+立ち見の大勢のお客様にお越しいただきました。
第1部
シンポジウム「アジアにおける伝統と創造」
ダイアナ・ソウ/小出稚子/青木涼子/會田瑞樹
通訳:井上裕佳子
今回は新しいウェブのお披露目を最初に行いました。
能では伝統的な謡の記譜法が存在しますが、日本語を解し、能の稽古をした人にしか理解するのが難しいものです。作曲家の小出稚子さん、馬場法子さんの協力のもと、謡のための新作がより多くの世界の作曲家に開かれるよう、謡のいろはを日英両方の言語でまとめ、それをウェブにて公開しました。
小出稚子さんと共ににご説明。
今回はアジアへと視点を向けました。2016年が日本・シンガポール外交関係樹立50年ということもあり、シンガポール出身で世界的に活躍している作曲家・ダイアナ・ソウに新曲を委嘱しました。またインドネシアに留学し、ジャワ島の伝統芸術に造形が深い小出稚子さんも共にシンポジウムに参加していただきました。
ダイアナ・ソウ
第2部 演奏
ダイアナ・ソウ「知る人ぞ知る」for Noh voice and percussion (新作委嘱・世界初演)
小出稚子「恋の回旋曲」(こいのろんど)for Noh voice and percussion(2013)
演奏: 青木涼子(能)會田瑞樹(打楽器)
演奏終了後は恒例のQ&A。皆さん大変熱心で、たくさんのご質問をいただきました。もう終わらないんじゃないかと思ったくらい。笑
企画 / 主催:ensemble-no
制作:オカムラ&カンパニー
共催:SHIBAURA HOUSE
助成:国際交流基金アジアセンター、公益財団法人野村財団
Photo: 瀬尾 泰章
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