2018年、年明けてすぐに、フィレンツェにやってきました!イタリア人作曲家フェデリコ・ガルデッラが初の謡とオーケストラの曲を書いてくれたので、世界初演をしに来ました!
訪れるのは3回目ですが、公演するのは初めて。いつ来ても美しいところです!
今回共演するのはMaggio Musicale Fiorentinoフィレンツェ五月音楽祭管弦楽団です。フィレンツェ歌劇場の座付きオーケストラであり、フィレンツェ五月音楽祭の中核オーケストラでもあります。音楽祭以外の活動でもフィレンツェ歌劇場管弦楽団ではなく、この名称を用いることが多いようです。劇場の首席指揮者や首席客演指揮者はリッカルド・ムーティ、チョン・ミョンフン、セミヨン・ビシュコフら、そうそうたる巨匠が今まで務めており、1985年から現在までズービン・メータが首席指揮者を務めている、世界一流オーケストラの一つです。
2014年に新オペラ・ハウスがオープンし、こちらの舞台に今回立ちます!
劇場にあった大看板。指揮者はヴォルフラム・クリストさん。カラヤン晩年とアバド時代のベルリン・フィルハーモニー管弦楽団で首席ヴィオラ奏者を務めた後、現在は指揮者として活動なさっています。私の名前も見えます。
前半、シューベルト「ロザムンデ」の楽章の間にフェデリコ・ガルデッラの新作「Two Souls」が演奏されるという斬新な試みです。後半はショスタコーヴィチ交響曲第9番。
オペラを行うホールなので、大きいです!舞台から見ると客席もこんな感じ。
楽屋のネームプレート。
芸術監督から楽屋にお花が届いていて、やっぱりオペラ・ハウスだなと思いました!
当日のプログラムより。作曲家フェデリコ・ガルデッラが私のために書いてくれた曲も今回で3曲目に!今まではデュオの曲で小編成でしたが、なんと今回はいきなり大規模にオーケストラとの曲!世界初の能とフルオーケストラの曲になります!
能『錦木』が基になった新作です。
GPの写真より。
本番のカーテンコール。たくさんの拍手をいただきました!
フェデリコ・ガルデッラ「Two Souls」(世界初演)
指揮:ヴォルフラム・クリスト
能:青木涼子
演奏:フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団
フィレンツェ五月音楽祭劇場、フィレンツェ、イタリア
終演後、指揮者のヴォルフラム・クリストさんと。
芸術監督のConteご夫妻と。
フェデリコ・ガルデッラも入って。
初めての能とフルオーケストラの曲!9ヶ月もかけて、素晴らしい曲を書いてくれたフェデリコに感謝です!!
Ryuko Aokiさま
世界の舞台への羽ばたき、おめでとうございます。
能とフルオーケストラなんて、すばらしいですね。
また、紋付&袴の衣装のクールなこと!!!!
世界の舞台にふさわしい笑顔と装いでした。
応援しています。