3月9日に東京文化会館で、作曲家・指揮者、偉大な音楽家であるペーテル・エトヴェシュの新作「くちづけ(Secret Kiss)」の日本初演を行いました!
世界初演は1月27日にスウェーデン、ヨーテボリで作曲家本人の指揮のもと行われました。その様子はこちらのブログでご覧いただけます。
ポスターがとても印象的です。
上野駅の構内の電光掲示板でも大きく映し出されていました!
今回は日本・ハンガリー国交樹立150周年記念事業の一環として行われました!
そしてたくさんのメディアに取り上げていただき、チケットが本番の3週間前に完売し、当日券の販売もありませんでした。皆様本当にありがとうございます。
取り上げられたメディア一覧
チケット完売してからの、平田オリザさんとのリハーサル開始です。台本の日本語訳が平田さんの手によるものなので、バシバシ手直しが入ったり、現場で作っていっている感があります。
幸運なことにNHKワールドのドキュメンタリーの密着取材も入っています!
平田さんのインタビューも撮影がありました。平田さんのおっしゃることが面白くて、素晴らし過ぎました。平田さんという偉大な劇作家、演出家とご一緒させていただいていることにただただ感謝で、改めて自分はなんて幸せ者なんだと思いました!
箱入り。東京文化会館でのリハーサルも始まりました。
本当に美しいホール。音響もよく、とても歌いやすいです。
テレビのドキュメンタリーの撮影もしっかり入ってます。
差し入れは「ハラキリ」という曲があるので、切腹最中を!(笑)大好評で、すぐ無くなりました!
「くちづけ」にちなんで、キスチョコも差し入れ!
本番前みなさん余裕。。笑
ペーテル・エトヴェシュ「Harakiri」(1973)
ペーテル・エトヴェシュ「くちづけ」(2018)(日本初演)
舞台芸術創造事業 日本・ハンガリー国交樹立150周年記念 「くちづけ~現代音楽と能~」
ハンガリーを代表する作曲家エトヴェシュ・ペーテルが、青木涼子(能)に捧げる新作「くちづけ」――幕末の日本を舞台に描く官能的な愛の物語「絹」(著:アレッサンドロ・バリッコ)に想を得た本作と、1973年発表作「Harakiri」のふたつの魅惑的な世界で、演劇界を代表する演出家・平田オリザが新演出を手がけます。
2019年3月9日(土)16:00開演
東京文化会館 小ホール
【曲目】
中堀海都:二つの異なる絵(委嘱作品/世界初演)[a]
バログ・マーテー:名所江戸百景(委嘱作品/世界初演)[b]
エトヴェシュ・ペーテル:Harakiri [c]
細川俊夫:線VI [d]
エトヴェシュ・ペーテル:くちづけ(国際共同委嘱作品/日本初演)[e]
【出演】
能:青木涼子[ce]
フルート:斎藤和志[abe]
バスクラリネット:山根孝司[abce]
クラリネット/バスクラリネット:コハーン・イシュトヴァーン[bce]
ヴァイオリン:横島礼理[ae]
チェロ:多井智紀[abe]
打楽器:神田佳子[abcde]
【演出】
平田オリザ(Harakiri/くちづけ)
【スタッフ】
企画アドバイザー:エトヴェシュ・ペーテル、細川俊夫
照明:乳原一美〔東京文化会館〕[ce]
衣裳:江角泰俊〔EZUMi〕[e]
本番終了後、みんなで集合写真!
メイクのEBARAさん、素敵な衣装を作ってくださったファッションデザイナーの江角泰俊さん、ヘアのKUNIO KOHZAKIさんと共に。ヘアメイクは伊勢丹のモデルをやった時のチームにお願いしました!
素晴らしい文章をプログラムの寄せてくださった広島市立大学の柿木伸之教授とショット・ミュージック株式会社の横田敬さん、平田オリザさんと共に。
NHKワールドの番組「NEWS ROOM TOKYO」のアンカーである渋谷亜希さんにもお越しいただきました!
そして、3月18日にペーテル・エトヴェシュ「くちづけ」の日本初演を取材したドキュメンタリーがNHKワールドで放映されました!オンラインで見ることができます。
公演無事に終了しました!満席のお客様にお越しいただき、本当にありがとうございました!演出家の平田オリザさん、素晴らしい演奏家の皆さん、主催してくださった東京文化会館さん、多くの方々のお陰で素晴らしい本番になったと思います!私は幸せ者だなあとつくづく思いました。本当にありがとうございました!