大変遅くなりましたが、ベルリンでの本番の様子をアップしたいと思います。
武生の最後の本番が9月8日ですぐにベルリンに飛び、10日に着いて、11日から本番だったので、かなりハードスケジュールでした。
公演を行ったのは、Radialsystem V。振付家、サッシャ・ヴァルツの本拠地として、今やかなり有名になっている場所です。もと下水処理場だったところを、リノベーションして、劇場や練習場として使用しています。毎日何かしらのイベントをやっているので、ベルリンで何か面白いものが見たいのであれば、ここへどうぞ。
着いてすぐに、フルーティスト、クラウス・シェップとリハーサル。
作曲家、ヴァレリオ・サニカンドロもパリから駆けつけてくれました。
11日は"Japan" Family dayで子供達の前でプレ・パフォーマンス、そしてリハーサルで一日終了。
同じAsia-Pacific Weeksで演奏なさった、琴の後藤真紀子さんと共に。
そして、12、13日と二日間の本番。
両日とも売り切れで、入りきれなくて、帰った人が何人もいたほどでした。
Asia-Pacific Weeks
"Water Memories" - Noh theater
2011年9月12日 21:00-
2011年9月13日 20:00-
プログラム
能古典よりデモンストレーション
細川俊夫「息の歌」バス・フルートのための
日野原秀彦 謡曲「水緒【ミヅノヲ】」
ヴァレリオ・サニカンドロ「trois chants Noh」
武満徹「エア」フルートのための
細川俊夫「二つの日本民謡」より アルトフルートと声のための
出演
青木涼子(声/舞)
クラウス・シェップ(フルート)
二人の作曲家、ヴァレリオ・サニカンドロと日野原秀彦さんと共に。
Radialsystem V のプロデューサー、Jochen Sandigとサッシャ・ヴァルツと共に。
本番終了後の翌日から、サッシャのカンパニーに能のワークショップをしました。
ベルリンは文化面が本当に充実していて、今世界で一番刺激的で面白い都市なのではと思います。現地では友人たちが公演に駆けつけてくれましたし、また新しい出会いもあり、充実した滞在でした。大変なスケジュールでしたが、やり遂げた達成感でいっぱいでした。またぜひベルリンに戻ってきたいです。