November 2011アーカイブ

ローマでは、現代を代表する指揮者、作曲家である、ペーテル・エトヴェシュをゲストに迎え、現代音楽アンサンブル、Alter Egoとコンサートを行います。エトヴェシュ、細川、シニュベール作品を演奏いたします。


BORDER LINE
2011/12/7 20:00-
ローマ日本文化会館

プログラム
細川俊夫「二つの日本民謡」より アルトフルートと声のための (2010)
クレール=メラニ・シニュベール クラリネットと謡のためのエチュード - Sur les pas de Tsunemasa (2008)
細川俊夫「線 I」 (1984/2011) versione per flauto basso, temple bels and noh dance
ペーテル・エトヴェシュ Dervishtanz (1993/2001) per clarinetto e nastro
ペーテル・エトヴェシュ Cadenza (da Shadows) (2008) per flauto
ペーテル・エトヴェシュ Harakiri (1973) scena con musica per voce Noh, due clarinetti bassi e taglialegna


出演:青木涼子(能)
Ensemble Alter Ego:マニュエル・ズッリーア(フルート)パオロ・ラヴァーリア(クラリネット)ルカ・チプリアーノ(クラリネット)

ゲスト:ペーテル・エトヴェシュ
協力:ハンガリーアカデミー


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ペーテル・エトヴェシュ/Peter Eötvös 

作曲家/指揮者。
1944年1月2日、ハンガリー生まれ。ブダペスト音楽院で作曲を、ケルン音楽大学で指揮を学ぶ。1978年、ピエール・ブーレーズに招かれ、IRCAM(フランス国立音響音楽研究所)の開設記念コンサートを指揮し、引き続きアンサンブル・アンテルコンタンポランの音楽監督に就任、1991年までその職を務めた。1980年の「プロムス」デビュー以来、指揮者として、ベルリン・フィル、ウィーン・フィル、クリーヴランド管弦楽団、ロサンゼルス・フィルハーモニック、ミラノ・スカラ座、ロイヤル・オペラ・ハウス、ブリュッセル・モネ劇場、グラインドボーン・オペラ、パリ・シャトレ座など、世界の主要オーケストラ・歌劇場に定期的に客演している。 
作曲家としては、伝統的な西洋音楽から現代音楽、電子音楽、さらに民俗音楽にわたる広範な音楽要素を、洗練された手法で自在に融合する作風を特徴とし、特に1990年代以降、声楽と管弦楽のための《アトランティス》(1995)やオペラ『三人姉妹』(1996-1997)などの大規模作品の成功により、一気に世界的な名声を獲得。近年も『エンジェルズ・イン・アメリカ』(2002-2004)『更級日記』による『レディ・サラシナ』(2007)などのオペラ、《IMA》(2002)トランペット協奏曲《ジェットストリーム》(2002)ヴァイオリンとオーケストラのための《セブン-コロンビア宇宙飛行士への追悼-》(2006/2007)などの管弦楽作品を次々と発表、いずれも大きな話題となり、各地で再演を重ねている。 
また、カールスルーエ音楽大学教授、ケルン音楽大学教授を歴任したほか、1991年には「国際エトヴェシュ・インスティテュート」を、さらに2004年に「ペーテル・エトヴェシュ現代音楽財団」を設立し、若い作曲家と指揮者のためのマスタークラスやワークショップを世界各地で展開するなど、教育者としても熱心な活動を続けている。 これまでにバルトーク賞(1997)、フランス批評家大賞(1998)、ロイヤル・フィルハーモニック・ソサエティ音楽賞(2002)、カンヌ音楽祭「ベスト・リヴィング・コンポーザー」(2004)、モナコ・プリンス・ピエール財団作曲賞(2008)など受賞多数。
フランス、ストラスブールで日野原秀彦作曲、舞台「水緒【ミヅノヲ】」 に出演します。これは、映画やドラマでも大ヒットしたベストセラー小説「いま、会いにゆきます」を題材として、能仕立てに舞台化したものです。昨年謡ソロの作品として作っていただき、何度も発表してきましたが、それが今回フランスのアーティスト集団Hanatsuとのコラボレーションのもと、伴奏、舞台装置がついた作品となります。フランスの皆さんにどういうふうに受け止められるのか、今から楽しみです。

 
Mizu No Wo affiche 2-1.jpg 

HANATSU miroir X Ryoko AOKI - Noh meet contemporary music vol.2 
2011/12/2, 3 20:30- 
Hall Des Chars Laiterie、ストラスブール、フランス 

作曲:日野原秀彦
 
出演: 
青木涼子(能) 
大久保彩子(フルート) 
オリビエ・モーレル(打楽器) 
Thomas Monodo(クラリネット) 
Yon Costes(ライブペインティング) 
Marie-Anne Bacquet (舞台美術)



Noh X Contemporary Music - talk & concert series 
 
_MG_7989.jpg 第1回目 作曲家 オリヴァー・シュネラー(ドイツ) 

_MG_7997.jpg _MG_8015.jpg 第1部  
トーク:オリヴァー・シュネラー & 青木涼子  通訳:岡本和子
  _MG_8029.jpg 第2部    
オリヴァー・シュネラー「Mugen」謡、ヴィブラフォンと倍音のための(ensemble-no委嘱 2011)  
演奏:青木涼子(謡) 神田佳子(打楽器)★ゲスト出演
  _MG_7999.jpg _MG_8053.jpg _MG_8058.jpg 最後の質疑応答のコーナーでは、今回も活発な論議がなされました。 

_MG_8068.jpg SHIBAURA HOUSEでの初めての開催。満員御礼で迎えることができました。とても素敵な空間、時間をみなさんと共有できた気がします。ありがとうございました。

ベルリンでの公演、"Water Memories" - Noh theater にレビューが出ました。外国公演をしていつも思ってしまうのですが、日本と違って、レビューがちゃんと出るのには感心します。