April 2012アーカイブ

この4月から跡見学園女子大学、現代文化表現学科で「文化創造における伝統と現代」という授業を受け持つことになりました。 P1070410.JPG P1070411.JPGとてもきれいなキャンパスで、毎週教えに行くのが楽しみになっています。  


授業概要は以下になります。

「文化創造における伝統と現代」      
今日の文化表現はしばしば伝統的なものとの対決の中から生み出され、一方で現代的な表現との関わりによって伝統的な表現が再活性化されています。この授業では、新たな文化表現の創造においてこうした伝統と現代のダイナミズムがどのようにして機能しているかを、伝統芸能、音楽、舞台などの具体的な創造行為の現場に即して講義し、学生が歴史的な厚みを背負ったものとして現代の文化表現を理解できるようになることを目指します。 

授業スケジュール 
第1回 イントロダクション 伝統と現代  
第2回 現代の文化表現における能・狂言  
第3回 現代の文化表現における歌舞伎  
第4回 現代の文化表現における人形浄瑠璃  
第5回 武智鉄二の試み  
第6回 現代演劇における日本の伝統的身体、空間  
第7回 現代音楽と日本の伝統音楽1日本人作曲家  
第8回 現代音楽と日本の伝統音楽2日本人作曲家  
第9回 現代音楽と日本の伝統音楽3世界の作曲家  
第10回 現代音楽と日本の伝統音楽4世界の作曲家 
第11回 現代音楽と能の実践的考察1  
第12回 現代音楽と能の実践的考察2  
第13回 学生課題発表 
第14回 サミュエル・ベケット、ウィリアム・バトラー・イェイツと能  
第15回 三島由紀夫「近代能楽集」その他の作品

P1070414.JPGかなり濃い内容ですが、学生の皆さんに芸術の素晴らしさを知ってもらえるようにがんばりたいと思います。自分の勉強にもなりますね。。

3月は初めてのカナダ、トロントに行ってきました。巨大ビルが立ち並ぶ都市でした! 
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世界最大規模のアジア研究の国際会議、Association for Asian Studies 2012 Annual Conferenceで「能における女性」というパネルで、研究発表を行いました。

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2012年3月17日
Panel "Women in Noh" 

Chaired by Susan Matisoff, University of California, Berkeley 

The Construction of Japanese Noh Theatre as a Masculine: An Analysis of Its Traditional and Modern Discourses 
Ryoko Aoki, SOAS, University of London 

The Gendered Body in Noh Practice and Performance 
Katrina L. Moore, University of New South Wales 

Players, Performances, and Existence of Women's Noh: Focusing on the Articles Run in the Japanese General Newspapers 
Yusuke Suzumura, Hosei University 

Discussant: Susan Matisoff, University of California, Berkeley

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終了後、発表者のみなさんと共に。
今回は「能における女性」をテーマに、ヨーロッパ、オーストラリア、日本から研究者が集まって、発表し合いました。そして、コーディネーターとして、カルフォルニア大学バークレー校のスーザン・マティソフ(Susan Matisoff)教授にご参加いただき、とても有意義なパネルになったと思います。文字通り各大陸から集まったパネルとなりました(ちなみに私はイギリス代表です)。

P1070376.JPG カナダにせっかく来たので、オイスターをいただきました! 

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大満足の私です!